「岡田オリックス発進!!」
岡田彰布監督がオリックスの新監督に電撃就任し、
中には残念に思った阪神ファンの方もいらっしゃるのでは
ないでしょうか?
岡田監督は就任会見で、
「オリックスは指導者としての自分の原点。
世話になったオリックスに恩返しがしたかった。」
とその気持ちを語りました。
私は公私共にお世話になっており、プライベートの場でも
色々な話を聞かせてもらっていますが、歴代の阪神の監督の中で、
これ程阪神を愛している監督は他にはいないと思います。
阪神の選手と親交があったお父様の影響で、
岡田監督は子どもの頃から阪神に強い憧れを抱いており、
甲子園で野球観戦する際も、わざわざ阪神の相手チームに
野次を飛ばすために、3塁側を指定席にしていたとか。
まさに10人目の野手として当時から相手チームと戦っていたのです。
また早稲田大学時代、六大学野球でその名を轟かせ、
プロ入りが確実視されていた時でさえも、
一般の生徒と一緒になって“早大猛虎会”に所属していた程の
筋金入りの阪神ファンなのです。
今シーズン、解説者として阪神に送った辛口エールも愛情の裏返し。
それ程愛する阪神から離れて、
オリックスの監督に就任するに当たっては、
相当な思いがあったに違いありません。
先週その「岡田監督を励ます会」が開催され、
600人近い方々が集まって岡田監督を激励しました。
岡田監督に日頃からお世話になっている何人かで幹事になり、
私もその一員として参加させて頂きました。
約1ヶ月半という短い準備期間でしたが、
岡田監督の人柄を表すかのようなとても温かい会になり、
大盛況のうちに終了しました。
パーティー終了後、
スタッフだけの打ち上げの場で岡田監督は、
「こんなに素晴らしい会を催してくれて有難う。
このお返しは言葉ではナンボ言っても一緒や。
来シーズン、勝ってお礼とさせてもらいます!優勝を狙います!」
と挨拶されました。
私達スタッフにとって、何よりも準備の疲れが吹き飛ぶ、
とても心に染みる一言でした。
一見ぶっきら棒に見られがちな岡田監督ですが(怒られるかな?)、
とても優しくて温かい、心遣いの方なのです。
選手やチームスタッフにやる気を起こさせるのが上手いのも
こういった心配りがあるからだと思います。
阪神との交流戦をとても楽しみにしているという岡田監督。
阪神に負けないくらい関西を盛り上げて行って欲しいです。
新しいスタートを切った岡田オリックスに乞うご期待!