日本プロ野球80周年を記念して、
な…な…なんと阪神と巨人がタッグを組み、
連合チームとしてMLBオールスターと対戦します!
11月11日、舞台は聖地:甲子園球場
指揮を執るのは阪神:和田監督
『阪神巨人両チームのファンに喜んでもらえるようなオーダーを組みたい。
以前、自分自身がMLBと対戦した時、とてもわくわくした事を思い出した。
ガチンコ勝負では難しい部分もあるが、力を出し切っていい試合をしたい。
出場する選手には全てを吸収して欲しいね』
選手を代表して会見に応じた阪神:能見投手と上本内野手は…
能見投手(写真右)
『自分の球がどこまで通用するのか興味があるが、
直球が速いわけじゃないので、極端ですが、例えば全球フォークを投げるとか、
持ち味の変化球を色々試したい』
上本内野手(写真左)
『TVでしか見たことない選手のプレーを見るのも楽しみ。
実際対戦してMLB投手の球を体感したいが、もちろん勝つつもりで戦う』
ユニフォームは1934年の日米野球で使用したものを復刻。
色やデザインなどを当時の写真から推測し、生地は現代のもので複製したそうです。
帽子の「AN」はおそらく「ALL NIPPON」かと思われます。
以下、これまでに決まっている両チームからの出場選手
【阪神】*( )は背番号
能見 篤史(14)
藤浪 晋太郎(19)
松田 遼馬(56)
上本 博紀(4)
新井 良太(32)
大和(0)
【巨人】
西村 健太朗(35)
阿部 慎之助(10)
小林 誠司(22)
坂本 勇人(6)
片岡 治大(8)
村田 修一(25)
亀井 善行(9)
*追加召集選手は後日発表
11月11日(火)日本テレビ系列にて中継
投稿者: 尾山憲一 日時: 2014年10月24日(金) |
やりましたなぁ~
プロ野球クライマックスシリーズ(以下CS)を制し、
タイガースが2005年以来9年ぶりの日本シリーズ進出を決めました!
2位vs3位のファーストステージを勝ち抜き、
リーグ優勝を果たした巨人の待つ東京ドームへ乗り込みましたが、
初戦から投打ともに巨人を圧倒し、4連勝でファイナルステージを突破しました。
今月11日、甲子園でのCS初戦で実況を務めさせて頂きましたが、
皆さん、中継最初の私の第一声覚えてくれていますか???
『タイガースは今日から逆転日本一への道のりが始まります!』
現実味を帯びてきましたやん!!!
あと4勝ですやん!!!
正直、今季は盤石ではなかったものの、
あの巨人がここまで元気ないとは思いませんでした。
だって1つも勝てなかったんですよ。。。
甲子園での2試合ではたったの1点しか取れなかった阪神打線。
でも、ファイナルが東京ドームだったことで、
各打者が「ここなら打てる!」と新たな気持ちになれたのでしょう。
ポイントは初戦の1回表の鮮やかな攻撃。
【1番西岡3球目ヒット→2番上本初球バスターエンドラン→3番鳥谷初球タイムリー2塁打→4番ゴメス3球目2ランホームラン】
プレーボールからわずか5球で1点、8球で3点、これで勢いつきました。
相手投手は寝起きで寝ぼけている間に打たれ、目覚めたら3点も取られていた感じでしょう。
また、それ以上に、
この4試合、阪神の各打者は、ストライクゾーンの球はほとんどスイングしていました。
パリーグの打線のようでした。
交流戦でパリーグに分が悪い阪神、毎年パの打者はガンガン振ってくるとわかりながら、
こちらはそれができなかったんです。
この積極姿勢が実践感覚久しかった巨人をじわじわ追いつめたことでしょう。
ただ、制度は制度と言え、リーグ優勝した巨人ナインやファンは釈然としないでしょうね。
私、プレーオフ制度には賛成ですが、今のCSスタイルには反対派です。
日本一を決める日本シリーズには優勝チームが出場するべきだと今でも思っています。
ならばどうすればいいのか???
単純明快な答えはなかなか見つからないのが正直なところです…
●1リーグ12チーム制にして3地区制+ワイルドカードでのトーナメント式
●現行の2リーグ制も東西地区制にして両リーグプレーオフ
など、思いをめぐらせても果たして…
それより、阪神が2位になるか3位になるかで球団収入が○億円違う云々とありました。
現行だと主催球団が利益を得ることになっているのですが、
今後のプロ野球発展のことも踏まえて、
CSの利益はNPBにして、分配方式にて還元するってのもひとつかと。
お金のことが前面に出てくるといやらしいですやん…
投稿者: 尾山憲一 日時: 2014年10月19日(日) |
昨日で2014年プロ野球セパ両リーグともに王者が決まりました。
セントラルは巨人、パシフィックはソフトバンク。
それにしても、昨日のソフトバンクとオリックスの一戦はすごかった。
ソフトバンクは勝てば優勝、
オリックスは勝つか引き分けで逆転優勝へのマジック再点灯という試合。
両チームとも1球1球が重たく、緊迫感たっぷりの展開。
9回では決着がつかず、延長に入ってからの攻防で決しましたが。
最後はチームリーダー松田のサヨナラ打でソフトバンクが3年ぶりの優勝となりました。
あまり表情を表に出さずも内心は熱い九州男児の秋山監督が
顔をくしゃくしゃにして涙ぐんで選手1人1人と抱き合う姿にジーンときました。
一方、オリックス森脇監督は悔しい想いを押し殺しながらも、
博多まで駆けつけてくれたファンの下へ挨拶へ行こうと選手を促す姿が印象的。
来週からのプレーオフへの序章に思えました。
勝って涙・・・負けて涙・・・
高校野球のようなひたむきな姿に感動しました。
さて、セリーグを制した巨人。
シーズン前の予想ではぶっちぎりの優勝と目されておりましたが、
蓋を開けてみれば、ケガ人や不調者続出で苦しみ、決して楽な戦いではありませんでした。
まだ、試合が残っていますが、
いわゆるタイトルホルダー候補が菅野投手の防御率くらいの中でも優勝。
取材を通して、ここぞで負けない強さとしぶとさや決壊しない守備力・走塁力が光りました。
改めて、野球は個人種目でなく団体種目だったことの証明であり、
何よりも、原監督の「心を鬼」にしてもチームの勝利優先する姿勢に脱帽です。
ところで、この両チームに共通なポイントがあります。
FAやトレードなど、補強をするのはどのチームも同じですが、
そことは別に、チーム内の中心は生え抜きの選手なんです。
巨人 → 阿部・坂本・長野・内海・山口・菅野ら
ソフトバンク → 松田・長谷川・攝津・柳田・中村ら
ドラフト戦略から育成など、中長期的展望の下、ここまで作り上げています。
もちろん、その他にもこういうチームは多数あります。
関西に本拠地を置き、ともに今季も頂点に立てなかった阪神とオリックス。
プロである以上、負けたらダメなのは百も承知ですが、
ただ勝てばいいという考えでは、常勝集団とはほど遠い道のりでありましょう。
この両チームがこれから先、どう考えていくのかお手並み拝見ですね。
投稿者: 尾山憲一 日時: 2014年10月03日(金) |