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3年連続、聖地甲子園で勝鬨(かちどき)をあげた関西学院大学。
どの試合でも、選手・関係者・スタンドが1つになって校歌の大合唱が行われる。
「関学の選手は大きな声で校歌を歌う…」
いつもそう思っていた。
「勝っても負けても」 だ。
代々受け継がれてきた教えだという。
『今、ここで戦えるのは、周りの色々な方のおかげ・・・』
その感謝の気持ちを校歌大合唱で表現しているのだろう。
一方、敗れた日大…
エールの交換の際の校歌斉唱で歌っていた選手はほんのわずか…
決戦に敗れてとても校歌を歌う心境ではなかったのだろう。
もちろんその気持ちもわからないわけではない。
だが、
2004年甲子園ボウル出場校決定戦「プレーオフ」雨の長居での立命館との決戦。
タイブレークまでもつれた死闘の末、リーグ戦では勝利した関学は敗れた。
だが、試合直後のファイターズの姿を私は今でも鮮明に覚えている。
敗れて悔いなし…
我々も精一杯闘ったが、勝った立命館の方が素晴らしかった…
当時の佐岡主将は、
清々しい表情で、勝った時よりも大きな声で校歌を歌っていた。
『勝って校歌を歌いたい。
でも負けたとしても、ちゃんと校歌を歌えるよう、準備含めてやりきる!』
という事なのだろう。
正々堂々と校歌を歌えるこの校風…いや部風をとても素晴らしく思う。
OBはもちろん、多くの学生アメフトファンに愛される理由はここにあるのだと感じる。
おめでとう!関西学院大学!!
2001年以来の社会人撃破を期待している。
~終~