青と赤の絶景(3) ( スポーツ ) > ( アメフト )
副将であり守備の要であるLB#1池田雄紀(ゆうき)なき守備陣…
今季ここまでの関学は決して盤石ではなかった。
不安要素はたくさんあった中で、ディフェンスの出来はチームの支えだった。
『ボールあるところに池田あり』
フィールドを縦横無尽に駆け回る池田雄紀の不在がどう影響するのか?
その大きな不安を一掃したのが主将池永の開始最初のプレーだった。
東日本を制した日大の原動力:小柄な1年生QBへ襲いかかった猛者
背番号91
池永だった…
いきなりのQBサック
相手の出鼻を挫くと同時に、
池田‘雄紀’不在のディフェンスに‘勇気’を与えた。
その後、
オフェンスが相手エンドゾーン手前でいきなり4thギャンブルを試みたとか…
その後のチャンスではリーグ戦で1回も成功できなかったFGで先制したとか…
バックス&レシーバー陣の集中力や球際の強さが光ったとか…
3年生QB斎藤が落ち着いていたとか…
それもこれも開始1プレー目の池永のサックがすべてだったと思う。
鳥内監督の【ディフェンス】への信頼がオフェンスをそうさせたはずだ。
池田不在の守備陣でも、
3年生LB#57小野が代役をしっかり務め、DB陣も守るところは守った。
甲子園の天然芝上には、安心安定のディフェンスが存在した。
第4Qに日大に1本タッチダウンを奪われたが、メンバーはスタメンと大幅に代わった。
他の選手にも甲子園を経験させたかった意図もあるだろう。
トータルでは日大の方がタイムポゼッションは多かったが、
前半の時間の使い方、キッキングでの陣地支配など、
マネージメントは関学の圧勝だった。
チームに勇気を与えた主将池永が、年間最優秀選手ミルズ杯を受賞。
守備選手からの選出は久しく見なかったが、文句のつけようのない結果であろう。
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その池永主将の両手首には・・・
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【池永主将には掲載許可を頂いております】
『ALL FOR ONE』1人はみんなのために…
物静かな男が、関学の主将になってはきはきしゃべるようになった。
アメフトはよく【少年】を【男】にするスポーツと言われるが、
20年近く関学を見てきて、
ここの主将は闘いを経て【男】から【漢】になるのだ。
池永主将おめでとう!
その他のトピックスは・・・④に続く