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尾山憲一(ytvアナウンサー)『スポ根劇場尾山の大将』

2013年スポーツBEST10 ( スポーツ ) 

2013年のスポーツ界もたくさんの感動的なシーンがありました。
ここ数年さぼっていた年末恒例…
私、尾山が独断で選ぶ2013年スポーツBEST10!!!



●第10位
【箱根駅伝:我が母校中央大学シード権失う…】


28年続いたシード権を失った中大は、今回は予選会からの出直し。
ただ、そこでも記念大会での出場校数増に救われギリギリでの本戦出場。
連続出場回数は途切れずにすんだが…果たして…厳しいのかな…


●第9位
【サッカー:A代表W杯最終予選を突破!】


2014年はいよいよブラジルW杯!サッカー日本A代表もいよいよ本番です。
実は、私、本田圭佑選手が大ファンでして…
キャプテン翼世代の私としては、どことなく日向小次郎と被るんですよね。
ポジションは違いますけど、、、
日本代表って、なんだか大空翼ばかりでストライカー不在な印象だったので。
本田選手のグイグイ感で何とか予選リーグ突破して欲しいですね!


●第8位
【モーグル:上村愛子選手、ソチの表彰台を希望!】


冬季ソチ五輪へ向けて、各種目で続々と出場者が決まっています。
この間の男女フィギュアの選考は熱かったですよね!
でも、私は女子モーグルの上村愛子選手に注目しています。
ソチが決まれば5大会連続の五輪出場となります。
これまで長野7位→ソルトレイク6位→トリノ5位→バンクーバー4位
『何で、こんなに一段一段なんだろう……』の言葉がこの4年頭から離れません。
次こそ表彰台へ!1段とは言わず、
ど~んと飛び越えて表彰台のてっぺんへ上がって下さいね!


●第7位
【プロ野球:東北楽天球団創設9年目での日本一!】


この順位は申し訳ないのですが、
田中投手の開幕から負け知らずの24連勝はもはや破られることのない大記録かと…
近鉄の球団消滅からの流れでできたチームだっただけに色々な想いが駆け巡りました。


●第6位
【プロレス:NOAH新たな船出!】


故三沢光晴さんを船長に2000年に設立されたNOAH
その中心選手であった小橋建太さんの引退試合の翌日から『方舟新章』として再出発。
選手1人1人が危機感を持ってファンサービスに取り組んでいます!
ファンの皆様、ファンでない方も、一度NOAHの試合見て下さい!
プロレスへの印象が変わりますよ!


●第5位
【バレーボール:グラチャンバレー女子で新戦術!】


コート内6人でプレーするバレーボール
セッター1人、オポジット(セッター対角)1人、ウィングスパイカー2人、
ミドルブロッカー(MB)2人がベーシックな考え方でしたが、
この秋開催されたグラチャンバレーで女子の眞鍋監督は、ミドルブロッカーを1人にして、
ウィングスパイカーを3人にする斬新なアイディアを披露しました。
MBが1人なことから『MB1(エムビーワン)』と名付けられました。
体格やパワーの点で、世界を勝ち抜くのが困難な日本バレー界。
『必ずMBを2人にしなさい』なんて規定はないんです。
アメフトのように相手を考えさせる効果もあって見事3位に輝きました。
こういった新しい考え、ぜひ男子にお願いしたですわ。


●第4位
【アメフト:関西学院大学が学生日本一3連覇達成!】


関西を勝ち抜くのが大変な学生アメフト界。
東日本代表と戦う『甲子園ボウル』は一発勝負、下馬評通りにいかないこともありました。
アメフト戦国時代と言われている中、
日本一3連覇はあっぱれ!としか言いようがありません。
どうしても関東に集中がちな学生スポーツにあって、関西が日本一になれる種目がアメフト。
東京キー局様、皆様に身近じゃなくてもちゃんと見つめて下さいね。


●第3位
【女子ゴルフ:森田理香子選手初の賞金女王に!】


初めて関西出身選手が頂点を極めました!
京都出身の森田選手。
今季開幕戦で優勝してからシーズン通して安定した戦い。
終盤、横峯さくら選手から猛追され、一回逆転されたものの、
最後は僅差で逃げ切り、栄冠を手にしました!
とにかくストイックな頑張り屋さんですし、何より1/8で24歳とまだ若い!
間違いなくしばらく森田理香子時代が続くはずです!


●第2位
【プロ野球:阪神藤浪晋太郎はやはり黄金ルーキーだった!】


大阪桐蔭高校で甲子園春夏連覇を達成し、阪神にドラフト1位で入団した藤浪投手。
じっくり慎重な育成計画ではありましたが、
首脳陣やファンの期待に見事応え、高卒新人ながら10勝を挙げました。
もちろん、勝ち星では松坂大輔投手や田中将大投手よりは少なかったものの、
熱狂的な阪神ファンや報道陣とちゃんと向き合いながらの10勝は、
単なる10勝とは違う気がします。
クライマックスステージで初戦の先発を託され、残念な結果ではありましたが、
来季は結果だけでなく、内容も濃い二桁勝利を期待してまっせ~!


●第1位
【男子ゴルフ:宮里優作プロ悲願の初優勝!】


いやぁ~久々にテレビの前で泣きました・・・
鳴り物入りでプロに転向してから11年、
藍ちゃんのお兄ちゃんがようやくてっぺん取りました!!!
今季最終戦のゴルフ日本シリーズ。
これまで幾度となく最終日最終組で涙を飲んできた優作プロ。
相当な重圧はあったと思いますが、それをはねのけました!
間違いなくゲンを担いだと思われる‘ヒゲ’の長さがそれを物語っていました。
二人三脚3年目、帯同キャディーの杉澤さんも感涙。
『去年は1打足りずに出場できず、今年は1打差で出場しての優勝。
1試合1試合、1日1日、1ホール1ホール、1打1打を疎かにしなかったことが
この結果につながったはずです』
と振り返りました。
現場でゴルフの話をするのはもちろん、その次は野球の話題…
そう!優作プロは阪神ファンなんです!!
今季最後の最後でいいもの見せてもらったので、
来年は優作プロの複数優勝とタイガースの優勝を願いましょう~!!!



2014年はどんなスポーツシーンが待っているのでしょうか?
心揺さぶる素晴らしいプレーを期待しています!


まずは、3日アメフトのライスボウルで関学が社会人撃破するのを楽しみにします。

投稿者: 尾山憲一 日時: 2013年12月31日(火) |

イブは会社で… ( よもやま話 ) 

私、決して【アニバサリ男】ではありません…


いいんです、、、


クリスマスイブに夜勤なのではなく、
夜勤の日がたまたまクリスマスイブなだけなんです。



ってなことで~~~





こちらは阪神ファンの方へ…



皆さん
メリークリスマス!!!


素敵な聖夜を・・・


イラストはダウンダウンDXのトスポでもおなじみの仲里カズヒロさん作です!



ytvアナウンス部のHPが年明けに新しくなります!
その助走期間として、フェイスブックのようなタイムラインが明日から登場します。
皆さん、こぞって【いいね!】にあたる【ウキキ!】をぽちっとしてくださいね!
ytvアナウンサーが色々な顔を見せてくれますよ~

投稿者: 尾山憲一 日時: 2013年12月24日(火) |

青と赤の絶景(終) ( スポーツ ) > ( アメフト ) 



3年連続、聖地甲子園で勝鬨(かちどき)をあげた関西学院大学。
どの試合でも、選手・関係者・スタンドが1つになって校歌の大合唱が行われる。


「関学の選手は大きな声で校歌を歌う…」
いつもそう思っていた。


「勝っても負けても」  だ。
代々受け継がれてきた教えだという。


『今、ここで戦えるのは、周りの色々な方のおかげ・・・』
その感謝の気持ちを校歌大合唱で表現しているのだろう。


一方、敗れた日大…
エールの交換の際の校歌斉唱で歌っていた選手はほんのわずか…


決戦に敗れてとても校歌を歌う心境ではなかったのだろう。
もちろんその気持ちもわからないわけではない。


だが、
2004年甲子園ボウル出場校決定戦「プレーオフ」雨の長居での立命館との決戦。
タイブレークまでもつれた死闘の末、リーグ戦では勝利した関学は敗れた。


だが、試合直後のファイターズの姿を私は今でも鮮明に覚えている。


敗れて悔いなし…
我々も精一杯闘ったが、勝った立命館の方が素晴らしかった…


当時の佐岡主将は、
清々しい表情で、勝った時よりも大きな声で校歌を歌っていた。


『勝って校歌を歌いたい。
でも負けたとしても、ちゃんと校歌を歌えるよう、準備含めてやりきる!』
という事なのだろう。


正々堂々と校歌を歌えるこの校風…いや部風をとても素晴らしく思う。
OBはもちろん、多くの学生アメフトファンに愛される理由はここにあるのだと感じる。




おめでとう!関西学院大学!!
2001年以来の社会人撃破を期待している。


~終~

投稿者: 尾山憲一 日時: 2013年12月20日(金) |

青と赤の絶景(4) ( スポーツ ) > ( アメフト ) 

守備の要:池田負傷で大ピンチだった守備陣も、
主将池永のプレーで1つにまとまり学生日本一3連覇を飾った関学。


もう1つ足らなかったピースががっちりはまった。


キッカー三輪(3年)のフィールドゴール(FG)がようやく成功。
手術をした後のシーズンであったり、
スナッパー&ホルダーとのコンビネーションの不具合などもあり、
実はリーグ戦で1度も成功していなかった。


歴代名キッカーを生んだ関学。
先輩達も、キッカーにしかわからない苦しみに心を寄せて励ましていた。


アメフトにおいてFGの重要性は周知の事実。
悩みに悩んで、苦しみぬいたその先には、この笑顔がありました!



鳥内監督も「これでFGという選択肢も視野に入れられる」と安堵の表情だった。


その鳥内監督を…
いや、父を真の日本一の監督にしたい!
次男:將希は4年生になり副将を務めながら心に決めていた。


高等部時代、公式野球部で70年ぶりに夏の甲子園へ出場。
最も身近だったアメフトは大学に入ってから始めた。
父とのことばかり聞かれ嫌気がさした時期もなかったわけではない。
だが、アメフトを知れば知るほど、やればやるほど父が大きな存在になった。
『過去2年は社会人に敗れて終わった。
最後に勝って父を真の日本一にできるのは今季がラスト。必ずや・・・』


ライスボウルの相手は3年連続オービックに決まった。




全国に数多く大学はあれど、
取材を通してわかった関西学院大学の素晴らしいところがある。


それは何か?
最終章⑤へ続く

投稿者: 尾山憲一 日時: 2013年12月19日(木) |

青と赤の絶景(3) ( スポーツ ) > ( アメフト ) 

副将であり守備の要であるLB#1池田雄紀(ゆうき)なき守備陣…


今季ここまでの関学は決して盤石ではなかった。
不安要素はたくさんあった中で、ディフェンスの出来はチームの支えだった。


『ボールあるところに池田あり』
フィールドを縦横無尽に駆け回る池田雄紀の不在がどう影響するのか?


その大きな不安を一掃したのが主将池永の開始最初のプレーだった。


東日本を制した日大の原動力:小柄な1年生QBへ襲いかかった猛者


背番号91
池永だった…
いきなりのQBサック


相手の出鼻を挫くと同時に、
池田‘雄紀’不在のディフェンスに‘勇気’を与えた。



その後、
オフェンスが相手エンドゾーン手前でいきなり4thギャンブルを試みたとか…
その後のチャンスではリーグ戦で1回も成功できなかったFGで先制したとか…
バックス&レシーバー陣の集中力や球際の強さが光ったとか…
3年生QB斎藤が落ち着いていたとか…


それもこれも開始1プレー目の池永のサックがすべてだったと思う。
鳥内監督の【ディフェンス】への信頼がオフェンスをそうさせたはずだ。


池田不在の守備陣でも、
3年生LB#57小野が代役をしっかり務め、DB陣も守るところは守った。
甲子園の天然芝上には、安心安定のディフェンスが存在した。


第4Qに日大に1本タッチダウンを奪われたが、メンバーはスタメンと大幅に代わった。
他の選手にも甲子園を経験させたかった意図もあるだろう。


トータルでは日大の方がタイムポゼッションは多かったが、
前半の時間の使い方、キッキングでの陣地支配など、
マネージメントは関学の圧勝だった。



チームに勇気を与えた主将池永が、年間最優秀選手ミルズ杯を受賞。
守備選手からの選出は久しく見なかったが、文句のつけようのない結果であろう。




その池永主将の両手首には・・・



【池永主将には掲載許可を頂いております】

『ALL FOR ONE』1人はみんなのために…


物静かな男が、関学の主将になってはきはきしゃべるようになった。
アメフトはよく【少年】を【男】にするスポーツと言われるが、
20年近く関学を見てきて、
ここの主将は闘いを経て【男】から【漢】になるのだ。


池永主将おめでとう!


その他のトピックスは・・・④に続く

投稿者: 尾山憲一 日時: 2013年12月18日(水) |

青と赤の絶景(2) ( スポーツ ) > ( アメフト ) 

アメリカンフットボール全日本大学選手権【甲子園ボウル】
関西学院大学 23-9 日本大学
関学が3連覇を達成。
年明け3日に3年連続で社会人王者オービックと対戦することになったが、
関学は過去2年オービックの分厚い壁に阻まれてきた。


「最後、悔し涙で終わった先輩達の分まで…」と立ち上がったのが、
今季のキャプテンDL#91池永。
チームのことはもちろん、
今年はオフェンスがこれまでよりも苦しいと言われていただけに、
副将LB#1池田・DB#37鳥内らとファイターズを鼓舞してきた。


リーグ最終戦、
立命館相手に0-0スコアレスドローで単独優勝を飾ったのを筆頭に、
今季の関学ファイターズの象徴は守備陣の活躍である。
その中でも守備11人のど真ん中を守る池田の存在と実力は計り知れない。


しかし、決戦2日前、事件が起きた。
その池田が練習中に足首を負傷し、日大との決戦に出られなくなったのだ。


私はもちろんその事実は知るわけがない。
当日、スタメン表に池田の名前がないことに気づき慌ててフィールドに出た。


もちろんアップする選手の中に背番号1の姿はない…
複数の関係者に尋ねても言葉を濁らされた…


嫌な予感が的中した…



晴れの大舞台での入場セレモニー
フィールド中央で部歌「Fight On KWANSEI」を歌い上げる。


その輪がとける。


甲子園1塁側のサイドラインに整列したその後ろに…
松葉づえをつく1人の選手がいた。


背番号1・・・
ユニフォームの上だけを着用した池田だった


試合開始前のコイントス
本来なら、主将池永とともに参加する池田の姿はそこにはない…


ただ…ただ…仲間を信じるしかない…


池田の視線が池永に向けられていた。


池永もそれを背中で感じていた…


『池田を必ずライスボウルに連れていく!』



その誓いは、試合開始直後のプレーに凝縮された…


(3)へ続く…

投稿者: 尾山憲一 日時: 2013年12月17日(火) |

青と赤の絶景(1) ( スポーツ ) > ( アメフト ) 

年に1度だけ甲子園球場が天然芝に覆われます!


2年ぶり27回目の対決!


学生アメフトの全日本選手権決勝戦は東西の最多出場校同士の対決。
関西学院大学ファイターズ vs 日本大学フェニックス


右に青(関学カラー)左には赤(日大カラー)
かつて死闘を繰り広げた関学と日大


1980年代以降、西では京大・立命館、東は法政の台頭もあり、
この両校の戦いは1989年を最後になかなか実現しなかった。


2007年18年ぶりに対戦は甲子園球場改修工事のため長居スタジアム
ただ、やはりこの両校は聖地甲子園が似合う!
今回は2011年に続いて2年ぶりの戦い。


試合結果は
関西学院大学 23−9 日本大学


今回も【青き戦士】が【赤き不死鳥】を撃破した。


身体の大きさやパワーでは日大に分があったように思うが、
総合力や組織力、ゲームマネージメントで関学が優勢だった気がする。


そこには、こんな人間ドラマがあったのだ…


明日の(2)に続く

投稿者: 尾山憲一 日時: 2013年12月16日(月) |

浪速のショー ( スポーツ ) > ( ボクシング ) 





テレビカメラの前でインタビューを受けているこの選手は、
以前も当ブログで紹介した大阪帝拳の中澤奨選手です。


12月1日IMPホールで行われたデビュー2戦目でもKO勝利。
デビューから連続KO勝利を飾りました。


この中澤奨選手は、
辰吉丈一郎さんに憧れてボクシングを始めた経緯もあり、
【浪速のショー】とも呼ばれています。


興国高校~東京農業大学
アマチュアタイトル6冠&92勝のキャリアがあります。
昨年のロンドン五輪を目指していたものの夢叶わず、
大学を中退してプロ転向したのです。


この流れは、
今、日本で一番強い世界王者であろう井岡一翔選手とまったく同じ。
(井岡チャンピォンは08年北京の逃してのプロ転向でした)




いつの日か、この赤コーナーに君臨する世界王者になって下さいね!


ただ、この日、足が揃ってしまった不運もありましたが、
タイ人のノーランカーの不用意なパンチをもらい、
プロアマ通じて初のダウンを喫してしまいました。


周りからは
「あの辰吉でもデビュー2戦目にダウンしてるんや!」
と言われていましたが、これは要反省でしょうね・・・


世界王者になって、過去を振り返った時に、
「そんなこともあったなぁ~」
と笑い話になるといいね!


ちなみに、その時の試合は、
12月15日(日)16:30~
G+のダイナミックグローブ中継内でダイジェストで放送されることになりました!
是非ご覧ください!

投稿者: 尾山憲一 日時: 2013年12月03日(火) |

アナウンサー