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青と赤の祭典 ( スポーツ ) > ( アメフト )
年に1度、甲子園球場全体が緑の芝生に覆われる日がやってきました!
全日本学生アメフト選手権決勝:甲子園ボウル
青空広がる快晴の甲子園が阪神タイガース戦以外で熱くなる日です!
今年はともに4年ぶりの出場となった
西日本代表:関西学院大学ファイターズ(チームカラー青)
東日本代表:日本大学フェニックス(チームカラー赤)
かつて甲子園の常連校だった両チームが、
22年ぶりに聖地で戦うことになりました。
試合前練習から青と赤の戦闘服に身をまとった選手達が
フィールドに姿を現しただけで甲子園が揺れました…
緑の芝生に青と赤。
このコントラストが実に目映い…
実はこの両校の激突は4年前にもありましたが、
甲子園球場の改修リニューアル工事の関係で場所は長居スタジアム。
さらに、規定によりユニフォームもどちらかが白を着用。
ですから、かつて学生アメフトファンを魅了した
「関学の青vs日大の赤」の甲子園での対決は
1989年以来22年ぶりとなったのです。
試合は両チームのディフェンスが奮闘し、攻撃が進まない展開。
関学は前半、小さな反則などが相次いだものの、
少ないチャンスを生かして先制のタッチダウン!
さらに、攻撃権を放棄して陣地を回復する「パント」で日大のミスを誘い、
追加点を奪うなど、キッキングで試合を優位に進めました。
初めて見る今年の日大の選手達は、
身体も大きく、スピードも速く、正直手強さを感じましたが、
アメフトの醍醐味である「攻撃・守備」だけでなく
「キッキング」という要素で相手にプレッシャーを与えた関学が
24−3で勝利し、見事学生日本一に輝きました!
アメリカン‘フットボール’と言うだけあって、
楕円形のボールを蹴る事が試合展開に大きく影響するのです。
3点獲得できるフィールドゴールや、
タッチダウンの後の追加ポイントでもキックがあります(1点)
また、蹴るだけでなく、蹴られた球を捕って走ることや、
その走者(リターナー)をタックルで仕留められるかどうかも大事なのです。
かつて関西リーグ33連覇を成し遂げた関学にとって、
選手だけでなく在校生やOB達にとっても
甲子園ボウルは年中行事だったと聞いています。
この日は相手が宿敵日大とあって大勢のOBが駆けつけて、
甲子園の1塁側は真っ青に染まりました。
日本一になった選手とOB達が一緒になって大合唱した校歌「空の翼」
気がつけば上空は暮れかかっていましたが、
この日、朝からのいい天気は
まさにKGブルーの勝利を予告していたのかもしれません。
(結果論でこじつけたかな…)
以前のブログでも書きましたが、
今年の関学の関西リーグ優勝→学生日本一を牽引した最大の要因は、
キッカー大西選手の活躍があってこそ。
上記の通り、この日の試合も彼のキックが勝利を引き寄せました。
その結果、年間最優秀選手(ミルズ杯)にも輝きました。
1974年に制定されたこの賞をキッカーが受賞したのは初めて!
地道にコツコツ孤独な練習に耐えてきたご褒美ですね。
#3大西志宜選手おめでとう!
1月3日社会人代表と戦う「ライスボウル」でも期待していますよ~