苦い思い出… ( よもやま話 )
とにかく罵声を浴び続けた…
95年の阪神淡路大震災…
当時、ytv最年少アナウンサーだった私も震災報道で東奔西走していた。
イラダチが募る被災者…
被災地で避難生活を送る方々にテレビ報道は直接届かない…
ライフラインが復旧していない以上当たり前か…
中継車が頻繁に移動できない理由などもあり、
避難所からの中継は限られた場所からするしかなかった…
現状を全国の皆様に必死に伝えた…
・・・が・・・
本当に何かを必要としている方々に直接役立てなかった記憶がある…
無力感で打ちひしがれた苦い経験…
だが、必死に伝えたことで、
全国から物資やボランティアスタッフが集まった…
間接的には力になれた。
野球などを見たいと思っている人は、
被害が少ない人が多数だろう。
プロ野球開催への是非が問われているが、
「野球をすることで被災者へ勇気を!」というなら、
被災者から直接声を聞いてから進むべきではないか…
とにかく罵声を浴び続けた…
でも、その倍以上「ありがとう!」とも言われた…