なんだろう…この違和感… ( プロ野球 )
昨夜、2011年のプロ野球開幕について、
セリーグは予定通りの25(金)
パリーグは開幕を遅らせて4月12日(火)にすると決定した。
この状況の中でセリーグが強行開催にこだわる主張は、
●所属6球団の本拠地は被害が少ない
●被災者に向けて、野球をすることで勇気を与える
など。
本当にこれでいいのだろうか???
被害があるから延期・・・被害がないから開催・・・
そんな理由がまかりとおるのだろうか???
プロ野球選手会は、
野球をやらないとは決して言っておらず、
今、開催することが本当に被災者を‘勇気付ける’ことになるのか?
と主張している。
被災地の避難所では、
電気・ガス・水道のライフライン不通に加え、
ガソリン・灯油・軽油などの燃料不足により、
被災者は、暖を取れないだけでなく援助物資を受け取れない現状…
被災者の皆さんは・・・おそらく・・・まだ・・・
野球どころじゃないはず。
明日が見えない状態だろう。
選手会の主張通り、
首都圏では電力供給に伴う計画停電を実施中であり、
福島の原発による不安もある。
まだまだ余震の心配がある中での興行…
本当に、観客や選手関係者の安全は守られるのだろうか。
市民は計画停電や節電を強いられており、
電鉄会社は、通常ダイヤより少なく運行することで節電に協力している。
誰もが、この一大事に痛みを伴っている中で、
「勇気付ける」というやや一方通行的な感情を押し付ける形で強行開催することが
本当の意味での復興支援になるのだろうか?
勇気付けるという事は、
勇気付けられた方が感じて初めて成立するもの…
なんだか、その言葉で正当化しているようにしか見えない。
それこそ、ある在京球団選手会が話した「思い上がり」という言葉が当てはまる。
「我欲招いた天罰」と発言したリーダーがいた。
この発言の是非は別として、各球団が、少しでも営利目的な側面があるのならば、
天罰が下ってしまうのだろう…
その天罰が、
野球界の衰退、野球離れ、などに繋がらないことを願うばかりだ。
繰り返すが、
やらないと言っているわけではない…
今、やることがいかがなものか…
と言っているだけなのだ。
この違和感…何とかならないだろうか…
東日本大地震で被災された方、お見舞い申し上げます。
また、亡くなられた方やそのご家族の皆様方、謹んでお悔やみ申し上げます。
おかけする言葉が見つかりません…
皆さまに対して、自分が出来ることをすることで支援とさせて頂きます。