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今日は惜しくも甲子園ボウルへの出場が叶わなかった名城大学に関してのエントリーです。
初めて見るユニフォームは東海リーグ代表の「名城大学GOLDEN LIONS」
今季からシステムが新しくなった甲子園ボウル。
その規模を全国に広げ、
『パナソニック杯 第64回甲子園ボウル 全日本大学アメリカンフットボール選手権』
と名称も装い新たに変わりました。
これまでは、関東と関西の覇者が戦っていたため、東西学生王者決定戦であったものが、
晴れて正式に学生日本一を決める大会になったのです。
西日本代表を決めるトーナメントは、
‘九州王者vs中四国王者’‘北陸王者vs東海王者’
その勝者が戦って、勝ったチームが関西王者と激突するというもの。
東日本代表の場合は…
‘北海道王者vs関東A代表’‘東北王者vs関東B代表’
その勝者が戦い、勝てば東日本代表になれます。
今回、初めてこの舞台に勝ちあがってきた東海王者の名城大学。
東海リーグでは4連覇していて東海地区では敵なしの状態。
果たして実力はいかがなものか???
関大のミスからもらった攻撃権。
最初のドライブは見事なものでした。
力強いランプレーに正確なパスアタック。
時間をかけて相手陣に進み、あと数ヤードで先制点というところでしたが、
痛恨のファンブル…
そのあとは関大守備陣にアジャストされてしまったため、
チームを率いる槇野均監督も「あのシリーズがすべてでした…」と唇を噛みました。
これまでのシステムでは、入れ替え戦を経て関西の1部リーグに入り、
その中で優勝しなければ甲子園へは進めませんでしたが、
こうなれば、既存のリーグで研鑽を積み、実力が伴えば甲子園へ出場できることになります。
そういった意味では、前出の槇野監督は
「選手の獲得(リクルーティング)も全然変わってくる。
今まではどうしても地元の選手も関東や関西の大学へ進学してしまったけど、
地元でも甲子園(全国)を目指せると言える」
と話していた通り、九州から北海道まで、加盟全大学にチャンスが生まれたわけです。
「もっと点差がつくかと思ったけど…
でも、最後にとった6点が大きい。最後まで諦めないと言い続けてきた証です」
槇野監督は胸を張りました。
ハドルの中でたった32人の選手たちに
『成功させるための努力差が関西との違いだ。
でもこれが最初、胸張って帰ろう!もっと強くなろう!』
と熱く語りました。
すべてにおいて収穫あり。
関西王者相手に奪った‘6点’…
試合結果としてはまったく影響のない‘6点’ではありましたが、
地方校にとっては‘大きな一歩’であることに間違いありません。。。
(人類が初めて月面を踏みしめたアームストロング船長の言葉をもじりました)