威信をかけた戦い ( スポーツ ) > ( アメフト )
23日の夜、関東発信のスポーツニュースでは
関東大学ラグビーの早慶戦ばかりを放送していましたが、
関西では学生アメリカンフットボールリーグ最終戦、
立命館大学vs関西学院大学の一戦が行われました。
1997年以降はどちらかが優勝していた両校ですが、
今季は古豪関西大学が61年ぶりの優勝を果たしたことで、
近年にはないモチベーションでの戦いになりました。
しかし、拍子抜けになるどころか…
優勝がかかっていなくても、激しさ極まりない学生界最高峰の戦いとなり、
見ごたえ十分でした。
関学は1Qからパントフェイクを含め、4thダウンギャンブルの連続。
守備陣もガマンガマンのしのぎ合い。
後半に入ると、関学はノーハドルオフェンスを展開し、
立命守備陣の焦りを誘い追加点。
感動的だったのが、4Q関学のダメ押しのタッチダウンは、
この試合が最後となる4年生ユニット(11人)による得点!
31-7
最後の最後まで立命館に実力を出させなかった関学の勝利でした。
勝った関学の鳥内監督
『優勝が…とか関係ない。目の前にいる立命館に勝つことだけだった。
立命館という敵がいてくれたから素晴らしい試合ができた』
敗れた立命館の米倉ヘッドコーチ
『今年は色々あったが言い訳にはしない。それにしても何もさせてもらえなかった。
ここまでコテンパンにされたのは久しぶり。でも、下級生に涙がない。
来年への戦いが、今ここから始まります』
関学も立命館も3年生に素晴らしい選手がおり、来年の主力になります。
来年はますます厳しいリーグになることは必死です。
また、苦しんだ京都大学がリーグ6位となり、辛くも入替戦を免れました。
規定により、来季は、3位の立命館と6位の京大で開幕します。
この試合をもって09年の関西学生秋季リーグは終了しましたが、
今年から甲子園ボウルへの道のりが変わり、全国規模のトーナメントになります。
優勝した関西大学は、東海リーグの覇者:名城大学と戦い、
別の山を勝ち抜いた大学と甲子園で雌雄を決します!