タイトルの‘脱・おじさん’
我々おじさん層のアンチエイジングのことではありません…
昨夜行われたボクシングの興行。
井岡一翔(かずと)選手のデビュー2戦目。
今回の相手は日本ミニマム級のランカー。
井岡選手よりも1つ階級は下ですが、現役の日本ランカーであり、
しかも、WBA世界ミニマム級王者ローマン・ゴンサレスを初めて判定まで追い詰めた選手。
(そのゴンサレスは先日高山勝成選手を判定で下し防衛に成功)
なんぼ井岡弘樹(元世界2階級制覇)をおじに持つ一翔選手も、
連続KOは難しいかと…
まぁ間違いなく、かませ犬をマッチメイクしたわけではないってことです。
結果は、どちらが日本ランカーかわからない程の落ち着きと内容…
2R2:59TKOで一翔選手が見事な勝利でした。
久々に見る将来性豊かなヤングボーイ!!!
とにかく相手にパンチを当てる勘(=当て勘)が天才的!
もちろんこれから順風満帆に行くかは未知数ですが、
限りなく何かを期待させてくれる選手です。
さて、そこで、タイトルの‘脱・おじさん’ですが…
一翔選手のおじさんは皆さんご存知の弘樹さん(元世界2階級制覇)
一翔選手も目標は‘おじさん’と公言しています。
前回のデビュー戦、私の記憶が正しければ、
入場テーマ曲は、おじさん愛用の『アイ・オブ・ザ・タイガー』でしたが、
今回はまったく違う曲でした…
いつまで経っても‘井岡のおい’という肩書きがついて回る彼…
これから先、真の‘脱・おじさん’をしていかないとならない日が来るはずです。
まだ20歳…これからが楽しみです。
投稿者: 尾山憲一 日時: 2009年07月27日(月) |
最近は朝だけでなく、なぜか夜中まで‘蝉’の鳴き声がします。
そうでなくても寝苦しいのに…
日中の匂いは間違いなく真夏なのですが…
それにしても、なかなかこの地方の梅雨が明けません。。。
(沖縄奄美・九州南部・関東甲信はすでに梅雨明け)
週末また予報が悪くなっていますね。
山口県防府市付近の方々、豪雨災害のお見舞い申し上げます。
今後の二次災害に十分にお気をつけ下さい。
投稿者: 尾山憲一 日時: 2009年07月24日(金) |
昨日の甲子園…残念ながら予報も悪く雨で中止になってしまいました。
実況担当の私にとっては久々の中止…
自然には逆らえません…
予報が変わった???
夕方には雨も上がっていましたが…
自然には逆らえません…
さかのぼること10年前、
1999年7月21日
甲子園での阪神広島戦
この試合にフル出場したアニキ金本選手
ここから始まった連続フルイニング出場の世界記録…
今日現在で「1411試合」
丸10年休みなし!
投稿者: 尾山憲一 日時: 2009年07月22日(水) |
今季初の同一カード3連勝できたのに…
率直な感想です。。。
初戦は3ヶ月間ファームで出番を待ち続けた金村曉投手が気迫あふれる投球。
打線の援護がなくまたもや移籍後初勝利なりませんでしたが、
9回1死からの大逆転劇!
昨日はスコアを見ると大敗ですが、素人が見てても防げる失点な気がしてなりません。
悪い流れに飲み込まれた感じで連勝ならず…
そして今日は、
先発ローテから外されていた能見投手が7回2死まであの巨人打線をノーヒット投球。
9回2安打無失点のあと、延長10回にアニキのタイムリーが出てなんとか勝ち投手!!
今季はチームも個人もいい流れが続かない状況ですが、
この首位巨人に勝ち越した勢いを明日からの甲子園で見せて欲しいですね。
それにしても、アニキはやはり‘鉄人’です…
昨日、大砲ブラゼル選手のカメラも追えなかった痛烈なゴロを足に当て
(記録は守備妨害でアウト)
今日は右手甲に死球を受けながら、痛そうな素振りは微塵も出さずに、
クルーン投手の156キロストレートをはじき返すんです…
最近は‘鉄人’って形容詞では足らない気がしています。
投稿者: 尾山憲一 日時: 2009年07月19日(日) |
一昨日のボクシングWBC世界バンタム級タイトルマッチ。
王者:長谷川穂積がまたもや1RでのTKO勝利!
史上2位となる9度目の防衛に成功しました。
それにしても、強い…強すぎる…
これでV6~V9までのKOラウンドは、
「2R」「2R」「1R」「1R」
相手は同級1位の指名挑戦者だったり、ランク下位でも世界戦なだけに強者揃い。
長谷川選手も53.5キロリミットのバンタム級へ12キロという過酷な減量。
決して簡単な道のりではないのです。
デビューからはKOが売りの選手ではありませんでしたが、
世界王者になってからどんどん成長している長谷川選手。
今回で世界戦4戦連続KO防衛(30年ぶり)
V10を目指すのか?階級を上げていくのか?
これからも目が離せません!
ただ、あまりにも早いラウンドでのKO決着…
中継する側は、長谷川チャンプの‘すごさ’をどう伝えたらいいのか???
実況担当のNTV鈴木健アナウンサーも、解説の飯田覚士さんと綿密な打ち合わせをしていましたが…
今回もその‘すごさ’の本質に迫れませんでした。
私が担当したもう1つの世界戦。
WBAミニマム級タイトルマッチ。
長谷川選手とは逆に、過去の成績はKOモンスターの王者ゴンサレス相手に、
挑戦者:高山選手はプラン通りの果敢な攻撃を見せました。
ゴンサレスの正確なパンチを受けながらも、序盤からペースを握っていたように見えました。
しかし、中盤6Rに左目の上をパンチでカット…
今年3月の世界前哨戦での古傷であり、試合1ヶ月半前に再発させてしまった箇所です。
これに敏感に反応したのはゴンサレス。
出血がひどくなればゴンサレスのTKO勝利になるからです。
結果は大差の判定負けになはなりましたが、
どんなに強い相手でも、あきらめずに攻め続けた高山選手。
残念でしたが、本当にお疲れ様でした。
投稿者: 尾山憲一 日時: 2009年07月16日(木) |
いよいよ明日に迫ったボクシング世界ダブルタイトルマッチ@神戸
(東京の粟生選手を加えるとトリプルタイトル)
本日、ボクサーにとって最大の難関‘計量’が終わりました。
私が担当のWBA世界ミニマム級タイトルを戦う両者。
ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)と高山勝成(真正ジム)も揃ってパス!
V9を目指す長谷川穂積選手もバッチリです!
あとはリングで戦うのみとなりました!
放送は明日夜7:58~です。お楽しみに!!
投稿者: 尾山憲一 日時: 2009年07月13日(月) |
明後日14日(火)神戸で戦う4人のボクサーが揃いました!
WBCバンタム&WBAミニマム
長谷川選手が9度目の防衛を果たし、高山選手が3度目の世界王者返り咲き…
東京では粟生選手が初防衛…
そんな一夜になりますように。。。
投稿者: 尾山憲一 日時: 2009年07月12日(日) |
取り急ぎ…
昨日、阪神と西武との間でトレードが発表されました。
藤田太陽投手 ⇔ 水田圭介内野手
2000年ドラフト1位右腕を放出した阪神。。。
しかし、トレードは両球団&両選手のためを思ってでもあります。
これまで9年間の太陽投手との思い出はたくさんあります。
後日その一部を綴りたいと思います。
春が来ない冬はない…
止まない雨はない…
明けない夜はない…
確実にまた‘陽は昇る’!
頑張れ!!太陽!!!
ってなことで、今日はボクシングダブル世界タイトルマッチの調印式です。
行ってきます!
投稿者: 尾山憲一 日時: 2009年07月12日(日) |
皆さん、昨夜の放送見て頂けましたか?
久々の阪神巨人戦。
梅雨前線の影響で相当な量の雨が降ると言われていたのですが、
奇跡的にプレーボールがかかったと思いきや、その後もまったく降らず…
しかし、ナンボ何でもここまで長く試合しなくてもいいでしょ…
5時間9分…
今季セリーグ最長試合になった挙句、阪神は延長12回で敗れてしまいました。。。
甲子園球場を出て、解説の川藤幸三さんの還暦祝い兼打ち上げが始まったのは、
もちろん日付が変わっていました…
野球実況を始めて1回か2回は5時間を越す試合の実況があったような気がしますが、
昨日は阪神は負けちゃいけない試合でした。。。↓
はぁ~っ・・・
今日はボクシング世界戦の予備検診。
王者と挑戦者がここで初めて顔を合わせます。
左が‘怪物ゴンザレス’
右が‘スピード&タフネス&クレバー高山’
変な挑発などはなく、人としてお互いに好印象を持った両者。
試合まであと3日。
両者ともベストコンディションで臨めそうです!
投稿者: 尾山憲一 日時: 2009年07月11日(土) |
頼むから雨よ止んでくれ~
今日から5/4以来の伝統の一戦!
去年の今日とは立場か正反対の阪神と巨人。
でも巨人はこの日からメイクレジェンドに結びつけたわけで…
阪神も絶対にあきらめちゃいけないんです!
とにもかくにも中継できますように…
投稿者: 尾山憲一 日時: 2009年07月10日(金) |
14日(火)のボクシングWBA世界ミニマム級タイトルマッチ。
ニカラグアの王者:ローマン・ゴンサレスが公開練習を行いました。
動きが多彩で、なかなか上手く撮影できませんでした…
このチャンピォン…
22歳の若さながら23戦全勝(20KO)の超怪物王者。。。
その記録通り、持ち味のハードパンチに加え、コンビネーションにも自信を深めています。
調整は万全。
『先日亡くなった母国の英雄:アレクシス・アルゲリョに捧げる試合にしたい』
と気合は十分…
この怪物王者に勝てば、高山選手の力が世界に実証されますね!
投稿者: 尾山憲一 日時: 2009年07月09日(木) |
昨日は七夕…
知り合いからのメールで、七夕と満月が重なる珍しい年だったとか。
でも、私の住む所はあいにくの空模様で何一つ見ることはできませんでした。
珍しいと言えば、私も願い事を書いた短冊を笹につけたりしました。
‘○○でありますように’×5枚…
それは願い過ぎじゃないか???
と言われそうですが、もう何十年もしていなかったのでご勘弁を…
新潟の夜空からは阪神ファンの涙雨。
相手チームと条件は同じながらも‘5失策’
新潟にも大勢いる阪神ファンは、夜空に‘今日こそ勝利’の願いをしていることでしょう!
明後日10日は交流戦明け久々の伝統の一戦!
昨シーズンとは‘真逆’の両チームの現状。
去年は7・10の甲子園から巨人の大逆転劇が始まりました。
確立論で言えば、今年は逆もあり得るはずです。
世界戦を1週間後に控えた高山勝成選手。
某スポーツ用品メーカーが、ボクシング界で初めてモニターに指名し、
高山選手仕様のリングシューズが出来上がりました!
高山選手はリングシューズに想いを入れています!
お星様…お願いします。。。
投稿者: 尾山憲一 日時: 2009年07月08日(水) |
来週の火曜日・14日に神戸と東京でボクシングの世界タイトルマッチが行われます。
長谷川穂積選手の9度目の防衛戦と粟生選手の初防衛戦…
テレビではこの2人の現役世界王者の防衛戦がメインです。
しか~し
神戸ではもう1つの世界戦があるのです!
ボクシングでは最軽量級「ミニマム級」の世界タイトルマッチ。
この階級では最強王者:ニカラグアのローマン・ゴンサレスに高山勝成選手が挑みます。
ボクシングファンにとっては大注目の対戦カードです。
過去2度世界のベルトを腰に巻いた高山選手ですが、
いずれも初防衛に失敗し、今回が3度目の挑戦になります。
2年3ヶ月ぶりの世界の舞台を1週間後に控え、
「長かったような短かったような…」とその想いを吐露した挑戦者。
23戦全勝(20KO)という超ハードパンチャーのゴンサレスをスピードでかく乱できるか?
ポイントはこのブログにて少しずつ公開していきますね~
頑張れ!高山選手!!
投稿者: 尾山憲一 日時: 2009年07月07日(火) |
今週末の中継のため、
某所で首位独走チームを取材した帰りのエピソードは直前のエントリーをご覧下さい。
もやもやとした気持ちは完全に拭い去れないまま、
ナイトゲーム中の阪神戦を取材するために甲子園へ移動!
さずがに到着した時は終盤7回に入っていましたが…
この試合、初回、この日1番のバルディリス選手(バルちゃん)の先頭打者HR!
その後も得点を重ね、逃げ切った阪神が2位ヤクルトに勝利しました。
ヒーローになったバルちゃん。
実はバルちゃんも育成選手から這い上がってきた選手なんですよ!!
赤星選手が持病の首痛他の状態が悪く登録抹消された日に、
ファーム首位打者のバルちゃんがバシッと結果を出してくれました。
こういう選手がいるチームは必ず浮上してきます!!!
(そう信じています…)
そのバルちゃん…
去年まだ育成選手時代は年俸も安かったため寮生活をしていましたが、
今季はきっちり支配下選手契約をしたため、母国から奥さんと子供さんを日本に呼んでの生活。
その奥さんは日本語を覚えようと勉強をしているようで、
バルちゃんも奥さんから簡単な日本語を教えてもらっているみたいです。
そんな中、比較的覚えやすい(?)日本語の1つに、
お笑い芸人さんのネタがありますよね~
(子供も多大な影響を受けます)
ヒーローインタビューを終え、ロッカーに引き上げるバルちゃんを見ると、
車輪付きの大きな大きなバッグを転がしながら階段を上がっていたので…
(前夜1軍昇格を告げられたバルちゃんは遠征先の名古屋からこの日直接合流)
『バルちゃん、荷物大丈夫?』
と声を掛けたら…
『OH~ダイジョブダイジョブ~ハイッ!!!』
(某芸人さんの渾身の新作ギャグ)
してやったり・・・満面の笑みのバルちゃん(ベネズエラ人)
よしっ・・・バルちゃんがその気なら・・・
『バルディリス選手…まだチームは5位ですが、まだまだ大丈夫ですよね?』
って、ヒーローのお立ち台で質問しちゃうぞ~
その代わり、必ず‘ダイジョブダイジョブ~’って言ってや~
投稿者: 尾山憲一 日時: 2009年07月06日(月) |
野村アナに負けじと、私も携帯からの投稿です。
出張帰りの駅弁売り場での出来事…
『この弁当温めてもらうことってできますか?』
と聞いた私。
すると店員のおば様は…
『駅弁は冷たくても食べれます。コンビニ弁当じゃないです』
私の目も見ずに言い切った店員のおば様。
カッチ~ン!!
タイトルにした“モノは言いよう”
我々アナウンサーはまさに“モノは言いよう”を生業にしているわけで、
何もそれを一般の方に押し付ける気はありませんが、
同じことを言うのにも“言い方”ってあると思います。
人と人とのコミュニケーションの中ではとても大切なことですよね。
それが接客サービス業ならなおさら…
『スミマセン…あいにくレンジは置いていないんです…
でも駅弁は冷たくても美味しく召し上がれるように作ってますよ』
くらい言えないのか?
某日本で三番目くらいに大きな都市の駅弁売り場で働くおば様に接し、
私の言動を省みつつ、反面教師にさせて頂くことを、
新幹線車内で固く誓ったのでした。
そんな時…
『スミマセン…キップを拝見します。お食事中申し訳ありません』
と車掌さん。
やはり“モノは言いよう”ですね。
投稿者: 尾山憲一 日時: 2009年07月05日(日) |