5年ぶりのジョー ( スポーツ ) > ( ボクシング )
先日、タイで5年ぶりの試合を行った浪速のジョーこと辰吉丈一郎選手。
なぜ日本ではなくタイなのか?
JBC(日本ボクシングコミッション)が管轄するプロボクサーは、
37歳に達した時に自動的にライセンスを失効することになっている。
ただし、その時点で現役のチャンピォンであれば、そのタイトルを奪われた時に失うことになり、
元王者や世界戦挑戦経験者や世界ランカーはコミッションドクターの特別診断の上で許可される。
(JBCルールから抜粋)
1970年生まれのジョーは38歳のため、すでにライセンスは失効中である。
さらに、以前、網膜はく離や網膜裂こうなどのケガを負ったジョーは、
国内で試合はできない立場なのだ。
しかし、ジョー自身はその規定を受け入れられないまま、ただ練習する日々を続け、
日本国内が無理なら…と異国の地:タイにその場を求めたのだ。
その行動には賛否両論あるだろう。
ただ、同行した弊社ディレクターが撮影した試合の様子を見ると、
やはり‘ジョー’は‘ジョー’だった…
その勇姿を一目見ようとタイへ応援しに行ったファンの辰吉コールの大合唱…
常々「リングは怖い」と話している通り、試合前のピ~ンと張り詰めた緊張感…
ジャブだけで相手を追い詰めるも、カードが低いジョーのスタイル…
‘ここだ’と思った時の野生のラッシュ…
多少、白髪が混じるようになったものの、その姿はあきらかに我々の‘ジョー’だった。
先日、ようやく所属ジムと会談を持ったが、結局、引退勧告には応じなかった。
世界のベルトを3度も巻いた‘カリスマ’はどんな道を歩むべきなのか?
ちなみに、試合の模様は、ytv携帯サイトでご覧頂けます。
是非ご覧下さい!