青春の涙… ( スポーツ ) > ( アメフト )
関西学院大学 対 立命館大学
今年も全勝対決となり、まさに関西学生アメフトのNO.1を決める戦いとなった。
17−7
立命館が3年ぶりに関西を制した。
アキレス腱断裂のため出場できない浅尾主将を筆頭に、素晴らしいチームだ。
去年までの悔しさを見事晴らした立命館の皆さん、おめでとうございます!
死力を尽くした両校…
選手の涙は最終戦ならではの光景だが、こんな涙もあった。
『勝たせてやりたかった…』
敗れた関学のあるコーチは、フィールドにひざまずきながら、喜ぶ相手を見つめていた。
新チーム本格始動前から、4年生の熱い想いを受け止め、
この日までプライベートをも犠牲にして、学生達と真正面から向き合ってきたコーチだ。
アメフトは、最後は選手の力・理解力・ハート勝負になるが、
作戦を立てたり、指示を出すコーチの力がとても重要なスポーツ。
『向こうの作戦はわかっていたけど…止められなかった…
俺が悪い…勝たせてやりたかった…』
その目は大粒の涙であふれていた。
その横で、カメラのファインダーを覗き込む1人の女性…
腕章を見ると‘関学スポーツ’と書いてある。
学生新聞の記者さんのようだ。
母校の敗戦、選手の表情を撮影していた彼女の頬は涙で濡れていた…
負けたら引退の4年生が後輩達の肩を叩く…
号泣の下級生がこの悔しさを引き継いだ。
来年晴らすために…
私ももらい泣きしてしまった。