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尾山憲一(ytvアナウンサー)『スポ根劇場尾山の大将』

辞任報道と最終戦 ( プロ野球 ) > ( 阪神 ) 

昨日の横浜スタジアム…
阪神岡田監督は選手達の前で辞意を伝えたようだ。

‘岡田監督辞任’

今朝のスポーツ各紙の1面を飾った…

皆さん、色々な意見や感想があるでしょう。



今日の最終戦、試合終了後、チーム全員がファンに一礼した。

果たしてどうなるかわからないが、
今のままでは、CSで敗退した時点で岡田政権が幕をおろす。


今宵、ラストを締めくくった守護神:藤川球児。
彼の1年目(99年)は、岡田2軍監督元年だった。
ドラフト1位ながら、ケガなどに泣いてきた藤川にとっては、
岡田2軍監督との時間の方が多かったはずだ。

流行語にもなった‘JFK’

04年のアテネ五輪期をきっかけに、
岡田監督が、藤川の能力を見極め、適材適所に配置しなければ、
今の藤川球児はいないと言っても過言ではないだろう。


自身のことより、選手のことばかり考えていた岡田監督…

こんな選手想いの監督のユニフォーム姿を1日でも長く見るためには、
クライマックスシリーズを勝ち抜き、日本シリーズ進出、23年ぶりの日本一しかない。




Xデーの可能性があったとは言え、消化試合に大勢のファンが詰め掛けた。

関係者に配られた‘大入袋’

たくさんのファンが阪神のシーズンラストを見届けた。

色々あるだろうが、ファンのためにも、岡田監督のためにも、
クライマックスは‘やるしかない!’

投稿者: 尾山憲一 日時: 2008年10月12日(日) |

一夜明けて… ( プロ野球 ) > ( 阪神 ) 




2008年10月10日@横浜スタジアム

この瞬間に、神宮球場では巨人原監督の胴上げが始まった。

今から44年前の10・10に東京オリンピックの開会式が行われた。
データ的に晴れが多いことから選んだと言うが、この日の横浜は泣いていた…



一夜明けて…


責任を背負っているように写るアニキの目の下にはクマらしきものが見えた。

練習中は鬼の形相だったが…

自身の練習が終わると一転、最近のアニキのマイブームである葛城選手いじり…

そのやんちゃな子供のような姿に一同大爆笑!!!

アニキの一挙手一投足は、周りの雰囲気を変える。。。

岡田監督も旧知の中の新聞記者をいじって笑いを誘っていた。


ベテランの桧山選手がこう話してくれた。
『受け止めたくないけど現実だから…その現実を受け止めないと次へ進めないから…』


もちろん完全には立ち直れないとは思う。
歴史の残ってしまう逆転負けを喫したのだから…

でも、人は受け止められない現実を受け入れた時に強くなれる。

シーズン2位…これは夢ではない…

ただ、そこにお通夜のような敗戦ショックはなかった。

なぜなら、次のステージが待っているから…

投稿者: 尾山憲一 日時: 2008年10月12日(日) |

アナウンサー