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尾山憲一(ytvアナウンサー)『スポ根劇場尾山の大将』

‘柔道’と‘JUDO’ ( スポーツ ) > ( 他スポーツ ) 

北京五輪の柔道選手団の皆さんお帰りなさい!


今回、男子では内柴・石井、女子では谷・中村・谷本・上野・塚田の
7選手がメダルを獲得しましたね(敬称略)
獲れなかった選手も本当にお疲れ様でした。


それにしても、国際的となった柔道、
見ていてもピンと来ないことが多くなりました。

あのポイント制は、なかなか慣れません…
戦っている選手はもちろんそうでしょう。


1本にこだわり、柔よく剛を制す‘格闘技’である柔道は、
今、間違いなく‘スポーツ’のJUDOに変わってしまったのです。

これまでは、1本勝ちできなかった場合は審判による判定でした。
ポイント制になり、見ている側からすれば、確かにわかりやすくなりました。

昨日までメダルラッシュだったレスリングも同様です。

その競技が世界レベルで発展するためには、
誰もがわかるようにする流れに逆らえません…

そうでないと、ごく一部の国や地域での競技になり、
五輪種目でなくなる可能性があるからです。
競技を国際的に成熟させるためには、いたしかたないのかもしれません。


100キロ超級で金メダリストになった石井選手の
『どんなに格好悪くても、結果を追求したかった。
1本を狙って、1本で負けたら意味がない…』
まだ若い選手ですが、試合のマネージメントは正解だったのでしょう。


柔の道からの脱却なのか…???


意見は分かれるところでしょうね。


ただ、日本のお家芸を死守するために、

‘柔道’から‘JUDO’

へのいい転換期なのかもしれません。


個人的には、1本勝負の柔道が大好きですが…

投稿者: 尾山憲一 日時: 2008年08月18日(月) |

アナウンサー