< 26年ぶりの皇子山 | メイン | 明日 >
明暗わかれる… ( スポーツ )
『夢は叶う』
と挑んだ2人のアスリート
プロボクサー内藤大助とマラソンランナー高橋尚子
この2人の結果は明暗がくっきり分かれてしまった…
WBC世界フライ級タイトルマッチ
内藤の2度目の防衛戦の相手は、
以前のベルト保持者で、過去17度の防衛記録を持つタイの英雄ポンサクレック
内藤は過去2度ポンサクレックに挑み敗れ、3回目の挑戦でベルトを奪った経緯がある
しかも、初めてだった敵地タイでのアウェー戦では、
1R0:34の最短KO負け記録のおまけまでつく屈辱を味わった
先の亀田大毅との初防衛戦で一躍国民的ヒーローになった内藤と、
ある意味、前回は油断があったかもしれないポンサクレックとの因縁の対決
結果は3人のジャッヂが3者3様の判定を下し、内藤の引き分け防衛となった
ただ、最後の最後まで動き続け、ポンサクレックに的を絞らせなかった内藤
ヒーローになっても何一つ変えず、返って倍以上練習するようになったと聞いたが、
まさに有言実行の戦いっぷりだった
王者になってなおもガムシャラで、ベルトへの執念を感じた内藤選手
おめでとうございます!
逆に、有言実行ならなかったのが、今日の名古屋国際女子マラソンの高橋尚子選手
9キロ付近でまさかの失速…
全部は見られなかったが、明らかに足取りが重たそうで、
みるみるうちに先頭集団から引き離されていった
結果は大惨敗
北京のマラソンロードは彼方へ消えていった…
レース後の会見で、昨年夏にひざを手術していたことを明らかにした。
それを一切言い訳せずに、
目の前にぶらさがった北京行きの1枚の切符を手にするために、
過酷な練習をこなしてきたQちゃんだったが…
『まだやりたいことがあるから、まだ走らせて下さい』
と声を大にして話したQちゃんに、ファンからは
「Qちゃん!次のロンドンだよ!!」
とねぎらいの声援が飛び交っていた
どん底から世界一にまで這い上がった内藤選手と、
00年シドニー五輪金メダリストで、国民栄誉賞受賞者の高橋尚子選手
2人の明暗はわかれたが、何もこれで終わりではない