赤と青ならずも… ( スポーツ ) > ( アメフト )
第62回のアメフト東西大学王座決定戦『甲子園ボウル』
以前のブログで、ついに‘赤と青’の再来だ!と綴りましたが、
赤の日大が過去17年間聖地から遠のいている間に規則が改定され、
ビジターチームは「白」ユニフォームを着用となっており、
残念ながら‘赤と青’の実現はなりませんでした。
しかしながら、18年ぶり25度目の対決とあって、
スタンドには両校OBで埋め尽くされました。
目立ったのは年配の方…
オールドファンにはたまらないカードですからね!
試合は一進一退のシーソーゲーム…
突き放しては、追いつき逆転、再逆転と目が離せない展開。
試合終了まで残り3秒で関学が逆転し、その3秒を守りきり6年ぶりの大学日本一に!!
対日大戦となると、1977年以来、30年ぶりの勝利でした!!!
一時は入れ替え戦も経験し、地に落ちた不死鳥(日大フェニックス)でしたが、
チームとしてのまとまり、個人の能力など、完全によみがえりました。
ルール上「白」を着用しなければいけないことにも一切文句を言わなかったこと。
「すべては我々の責任、選手は誉めてあげたい」と一切言い訳しなかった内田監督
一方の関学の鳥内監督は、
学生時代に4年間日大に敗れたことが指導者を志したきっかけだったと話してくれました。
監督になって初めての対戦での、自身が成し得なかった日大超えは、
我々第3者には想像もつかない感激でしょう。
かつて、日大は関学を超えるために、立場が変わって、関学が日大を倒すために…
この相手がいるからこそ成長できる間柄…
18年の空白を超越して、関学と日大にはまだそれが存在しました。
「白」の日大、場所は長居ではありましたが、
ファンの声援や選手の気迫、首脳陣の想いは、間違いなく『甲子園ボウル』でした。