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尾山憲一(ytvアナウンサー)『スポ根劇場尾山の大将』

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53年ぶりの日本一…
落合監督が4回宙に舞った。

2年連続の日ハムとの日本シリーズ。
中日が初戦黒星スタートながら、4連勝でシリーズを制した。

今季から導入されたプレーオフを含め、
ポストシーズン9勝1敗という好成績で07年を締めくくった。

ドラゴンズの皆さん、おめでとうございます!!!

昨夜の一戦…
中日先発の山井が8回終了までランナーを1人も許さない完全試合投球。

これまでのシリーズ最長記録は、
62年阪神の故村山実氏と91年広島の佐々岡氏の8回1アウトまでの無安打。
1950年、2リーグ制になってから58年目。
山井投手は堂々シリーズ新記録を成し遂げたのだ!


しかしながら、1−0の9回、落合監督はマウンドに守護神:岩瀬を送った。

この采配に、色んな意見が飛び交っている。
記録達成優先なのか?
確立論の中での非情な采配なのか?


これが阪神タイガースだったらどうだっただろうか?
今季、先発陣が長いイニングを投げていなかったことは別として、
この展開なら、おそらく9回は藤川球児だと思う。
巨人なら上原だろう。

こんな素晴らしい投球をした山井投手には申し訳ないが、
これがエース川上だったら、続投だっただろう…

歴史上たった8人しか成し得なかった完全試合。
しかも日本シリーズという大きな舞台…
もしかすると投手人生1回きりかもしれない今回の好投。
(重ね重ね山井投手スミマセン…)

万が一、記録途切れてからの交替で、代わった投手が被弾…
日ハムが逆転勝利を飾り、北海道凱旋…
なんてことになったら、王手をかけていながら、形勢逆転になりかねないわけで…

一気に決めるためにも、この采配はありだったと思う。
落合監督との4年間で、選手もきっと納得しているはずだ。


後日の(2)へ続く…

投稿者: 尾山憲一 日時: 2007年11月02日(金) | コメント (1)

アナウンサー