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尾山憲一(ytvアナウンサー)『スポ根劇場尾山の大将』

疲労困ぱい… ( プロ野球 ) > ( 阪神 ) 

伝統の一戦…

昨日の試合も壮絶な戦いでした!

阪神が先制すれば、すぐさま巨人が逆転。
阪神が追いつき、追い越したら、巨人が追いつき…

延長戦に入り、阪神が2点勝ち越し、藤川球児の10連投で締め!

と思いきや、巨人も粘りを見せ1点返す。
なおも得点圏に走者を置いて同点…サヨナラ…

最後は球児のガッツポーズでタイガース勝利!!!

宿敵巨人に3連勝&10連勝!
10連勝は1982年以来25年ぶりのことでした(この時は11連勝)


試合後の岡田監督も
「追いつかれても負けないって気持ちが上回ったのでしょう」
と、気持ちの勝利を強調していました。

さらに、この所、日替わりヒーローが誕生している事にも触れ、
「藤原の喰らいつきにかけた…」
と、貴重なタイムリーを放ったヒーローを持ち上げました。


藤原通選手 6年目28歳
神港学園~立命館大~01年ドラフト6巡目で入団
立命館大時代はチームメイトの葛城の2学年下にあたります。

藤原選手の練習中にパチリ
彼は常に3つのグローブを手にしています。
(撮影&記載は本人の了承済み)
左から‘外野用’‘内野用’‘1塁用’
内外野どちらも守れる
ユーティリティープレーヤーの藤原選手
3種類を使い分ける選手はあまりいません。

その藤原選手は
『なかなかチャンスがないけれど、与えられたその1回をものにしたい』
と、いつか訪れる場面での爆発を信じて、その時を待っていました。

昨夜は、鳥谷選手の勝ち越し3塁打のあとに、
今季3本目のヒットを、巨人上原から放ち、鳥谷選手を迎え入れました。

『ここまでチームに貢献できていなかったので、素直にうれしいです。
上原さんから打てて自信になります』
と、実直に話してくれました。

先日、守備でエラーを犯し、チームの敗戦にもつながってしまった
悔しさを、自分自身で晴らした形になりました。

普段から口数が少ない藤原選手
甲子園で打席に入る時のテーマ曲は長渕剛さんの「桜島」

日々、地道に練習をし、いつ来るかわからない‘チャンス’を
一振りでものにした藤原選手

今どき少なくなった‘侍魂’を持った選手です!


試合後の各選手の表情…
勝った喜びはもちろんある中、
壮絶な戦いを終えた‘疲労感’と‘やり切った感’でいっぱいでした。

投稿者: 尾山憲一 日時: 2007年09月10日(月) |

アナウンサー