Top

尾山憲一(ytvアナウンサー)『スポ根劇場尾山の大将』

勝てば何でもいい! ( プロ野球 ) > ( 阪神 ) 

ゲームセットの瞬間、矢野捕手が両手を高々と天にかざした…

その姿は、サッカーでゴールを決めた選手か、
映画「プラトーン」の主人公のようなポーズ

それだけ‘勝利’と‘敗北’が紙一重だったと言うこと…


昨日の試合の最終回、2死3塁、ランナー返れば同点のピンチ
マウンドの守護神・藤川投手は、すでに1点を失っていて、
なおも苦しいマウンド…

最後の打者を三振に仕留めた…と思った瞬間…

キャッチャー矢野の股間をボールがスルリ…

3塁ランナー同点のホームイン…

球場内が悲鳴に包まれた、その時…

打者が‘振り逃げ’のスタートを切っておらずに、
矢野選手から1塁へ送球され、試合終了
ホームインは認められず、前述の派手な‘ポーズ’につながった

終了後 『勝てば何でもいい!』
と、はにかんだような笑顔でロッカーへと引き上げた矢野選手

安堵感とともに…


一方、冷や冷やながら、何とか逃げ切った藤川投手は
『まじめにやってればいいことありますね…(笑)』

この瞬間、球団新記録となる 「28セーブ」 目

シーズン最多セーブの日本記録は、05年中日岩瀬の「46」

残り試合は「54」

一昨日の関本選手同様、歴史に名を刻んで欲しい

投稿者: 尾山憲一 日時: 2007年08月03日(金) |

アナウンサー