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野村明大(ytvアナウンサー)『野村明大の徒然なる道』

広島の中3男子生徒の自殺

本日のミヤネ屋でも取り上げましたが、
本当に、つらい出来事です。

きっと彼は、
死ぬ必要はなかったわけで、
本当に、つらく悲しい出来事だったと思います。

学校側の説明。
いくつか重大な疑問があります。

まず、担任と当該生徒とのやりとり。

「万引き」という言葉も出して
やりとりしたと担任は言っているそうですが、
本当に、そういった具体的な言葉を出してのやりとりが
実際にあったのかどうか?

担任の証言だけでは、
もちろん、真実にたどりつけません。

日本中の誰もが感じている疑問、
本当に「万引き」という言葉が出てきていたのなら、
なぜやってもいない彼が、
明確に否定しなかったのか?ということになります。

一方の側だけの証言内容を
額面通りに受け取るわけにはいきません。

もう一つ、
廊下でのやりとりを、
「面談」と位置付けている形になっているようですが、

これは果たして「面談」と呼べるような
代物なんでしょうか??

また、廊下でのやりとりを、
ここまで(会見で出ていたように)
詳細に、覚えているものでしょうか??

覚えているとすれば、
メモやノートにでも、
その内容をとっていたのでしょうか?

とっていたのだとすれば、
他の生徒についても、
そのようにしているのでしょうか??

こういった疑問が、
波状的に沸いてきます。

そして、
この証言の内容の信ぴょう性が、
残念ながら、
揺らぐと言わざるを得ません。

学校側も、
証言の「正確性」「信頼性」については、
確たるものではない、ということは
認めています。

亡くなった生徒の「心中」に迫るためには、
まず、真実の追求が必要ですが、
それが非常に難しい状況です。

本当に、
失われる必要のなかった命が失われたこと、
本当に、つらいですね。

投稿者: 野村明大 日時: 2016年03月09日(水) |

アナウンサー