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野村明大(ytvアナウンサー)『野村明大の徒然なる道』

「知る権利」以上に……

特定秘密保護法案については、
国民の「知る権利」が損なわれるのではないか…

というのが、

一つの大きな懸念と、
なっております…

これは非常に大きな問題ですが、

私が
「知る権利」の問題以上に
恐れているのが……


時の政府・行政によって、
「恣意的」に拡大解釈された場合に、

一般人の日常生活が、
いわれのない「逮捕」や「強制捜査」などによって、
著しく侵害される…

可能性について… です。

いきなり国家権力によって、
ごく普通に日常生活を営む人が、
いわば土足で上がりこまれる…
「家宅捜索」を受けるようなことは、
間違っても、あってはならないと、
思っております。

そこの部分が
しっかり担保されるように
議論、修正を加えることが、
とても大事になってくると
思っております。

気まぐれな政治家が

「そう理解している」
「そう解釈している」
「そういう見解だ」

と言った…

というような脆弱な根拠ではなく、

そこは、はっきりと、
万人がみて、
明確に安心できるような…

そういう法律、システム、仕組みに、
仕上げるべきだと
思っております。

現状ではやはり、
相当不十分という印象が、
あります。


何度も繰り返しますが、

「趣旨」自体を
全否定するつもりはありません。

ただ、
法律というのは、
強力な
「手段」「凶器」にも
なり得るので、


こと
この手の重要法案に関しては、

本当に緻密な制度設計が、

やはり、
必要だと、、、、

思うのであります。。。。

投稿者: 野村明大 日時: 2013年11月08日(金) |

アナウンサー