徒然なる「海江田さん」の論陣が…
民主党の海江田さんの論陣。
う~ん…説得力と迫力なし。
まあ、今の民主党の状態では、
誰が何を言っても説得力はないんでしょうけれど、
やっぱり、政権与党時代の「総括感」がないと、
説得力は、1ミリも生まれませんね…
思えば、自民党が政権から脱落したときも、こうだった。
何を言っても、
「じゃあなぜ、それを政権与党時代にやらなかったの?」となってしまいますし…
それがあるからといって、
「何をやる!」を明確に出さないと、
単なる「批判のための批判」になってしまうし…
局面的に難しい位置に立たされていることが、
そもそも所与の状態としてあるので、
まあ、やむを得ないといえば、やむを得ないんでしょうが…
思えば自民党も、野党時代、
決して、歯切れ良く、期待感を右肩上がりに与えてくれていたわけでもなかった…
谷垣さんが長らくトップを張り、
トップの存在感も党の存在感も、本当に薄い時期も、結構長い期間、あった…
選挙直前に顔をポーンと変えて、
「相対比較」の期待感で政権をもぎ取ったわけで…
そのあたりの戦いの上手さは、
結果的になのか、
長期政権与党を担当してきた党の、必然的「したたかさ」なのか、
いずれにせよ、きっちり勝負どころで、
勝ち切ってきたわけで…
結局、「選挙」という戦いを経て勢力図を作っていく、
今の日本の政治の現場では、
まず大前提として、
そこをそんな風に戦い抜ききる力を持っていないと、
そもそも何の発言権も与えられないので、仕方ないですね。
そういう意味では、
政策の良し悪しは全く別問題として、
「選挙の戦い方」において無類の才能を持っている(と思っていた)
橋下大阪市長の衆院選の戦い方は、
もう散々振り返っていますが、
やはり、実力を十分発揮した…
とは言えないものだったと評価しています。
国会議員ゼロの状態から、
2年やそこらで、あっという間に一定の勢力を持ったのですから、
これでも十分、常識はずれの「選挙力」…
というのが、客観的評価…
なのかもしれませんが…笑
地道に訴えてきた「みんな」をしのぐ結果は、
出しているわけですからねぇ…
まあ、
あそこをもっとこうやっていれば…
もっとこうなっていた…
というのは、
後からいえば、なんとでも言えるわけで…
どの党にも、そういう「たられば」話はあるわけで…
結局あの局面で、
それぞれがベストと信じる戦い方を選択して、
与えられた結果が「全て」…
なわけですからね…
さて話は変わり、
アベノミクスへの期待感。
いまだに多くの支持を集めているようですが…
私は再三言ってますように、
全く諸手をあげて賛成、ではお世辞にもないのですが…
かといって、
無策の閉塞感をこのままずるずると続けるわけにはいかない状況下、
選挙手続きを経た総理が、
ある程度思い切った経済政策を断行する、というのは、
一種、あるべき姿といえばあるべき姿なので、
それはそれで、一定程度、
冷静に行く末を見守らないといけないんだろうとは思っています。
そもそもが、
経済政策に「正解」も「マニュアル」もないわけで…
やってみてどう出るかは、
後々の「参考事例」となる程度… なわけでして…
個人的には
「日銀軽視」の行き過ぎは良くないと思っていますが、
じゃあ、どの程度が「軽視」なのか…
って、それこそ、正解はないわけで…
この程度じゃびくとも揺らがない…
くらい、日銀に対する世の信頼は厚い…
かもしれないですし、
そうではないかもしれない…
ですし…
バブルも、日本は20年前に経験しているのですが、
その教訓を、国民がどれくらい身にしみて覚えているか…
分からないですし…
結局、
結果は、やってみないと分からない…
としか言えないし、
その結果にしても、
「良し悪しが、明確に確定する」のは、
いつのことだか…
て感じなわけですし…
ただ一ついえるのは、
「極端すぎるのは、いずれにせよ、良くない」ってことかと…
それだけ頭の片隅に置いておいて頂ければ…