徒然なる「橋下市長」は、どう動くのか……
桜宮高校の入試を巡る、
一連の騒動……
橋下市長が今後、
「どう動くのか…???」
大きな注目点です……
ところで、
いろいろ、過去の資料などを整理していたら、
下記の
「ブログ記事」に、行き当たりました……
興味深かったので、
以下に引用します。。。。。
「橋下さん」という人を知るための、
一助に……
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
2010年のエントリより…)
徒然なる「槇尾川ダム&橋下知事」天才!!
やはり、
橋下知事は、
「天才」です。。。。
きのうの「槇尾川の治水」を巡る
やりとりにおいて、
そう、感じました。
私がそう感じた「質疑応答」は、
いくつかあるのですが。。。
まず、朝の「ぶら下がり」でのやりとりで、
感服しました。。
私は、
以下のような趣旨の質問をしました。
すなわち…
「知事の
2日の会見での発言をチェックしなおすと、
槇尾川における
『超過洪水(時間雨量80ミリ、90ミリ)』に対する、
BbyC(費用対効果)での比較について、
「ダム案」が「脱ダム案」より「優位」であると
認識していらっしゃるように受け取れる
というか
そうとしか受け取れない
発言を、
していらっしゃる。
知事は、
この「槇尾川の治水」問題について、
「裁判官」となって、最終判断したい、と一貫して言っておられるわけなので、
「事実認定」がどうなっているのか?
改めて、確認の意味で、うかがいたい。
「超過洪水」に対して、
B、C、(費用対効果)といった観点から、
「ダム案」が「脱ダム案」より優位だと思っているのか?
「脱ダム案」が「ダム案」より優位だと思っているのか?
それとも、
「どちらが優位か、わからない」と思っているのか?
そのいずれと思っているのか?」
これに対する
知事の答えの要旨は、以下です。
すなわち…
「自分は、
ダム案が効果があるかないか?という命題については、
『効果がある』と言った。
その命題は、
「ダム案と、脱ダム案と、どちらが優位か?」という命題とは、
おのずから、
答えが違ってくる、、、それは当然だ。
では、
「ダム案と、脱ダム案と、どちらが優位か?」
という命題に対しては、
どういう見解を持っているか?
という質問に対しては、
「それは、わかりません」
「科学的に、どちらが優位か、証明されていません」という答えになります。
それが、自分の見解である。」
私が、
「知事の過去の発言は、
『ダム案のほうが、脱ダム案より、超過洪水については、効果がある』という認識…
としか受け取れない発言だったが、
それは、「コトバのあや」だったのか?」
と聞きますと、
「それは、『コトバのあや』というより、
命題の立て方による、解の違いです。」と、、、、
そういった趣旨の、
回答でした。。。。
さて、
ずっと、
この問題について、
私のブログを読んでくださっている方には、
今回、
私が質問したことの「意味」が、
十分、わかっていただけると思います。
私は、
知事の「会見における発言」から推察するに、
知事は、「超過洪水においては、ダム案が、脱ダム案より優位である」と
誤解しているのでは?
と、
再三、指摘してきました。
ところが、
上述の知事の「回答」を見る限り、
どうも、
知事は、
『誤解』されていない、、、、ようです。。。。
きちんと、、、、「事実認定」、、、、されている、、、、ようです。。。。
「ダム案」に比べ、
「脱ダム案」が、
「環境」面と、「コスト」面では、優位。
超過洪水に対しては、
どちらが優位とは、いえない。
私もそう認識しているし、
知事も、そう認識しているようです。。。
知事が、誤解しているのでは?
と、
私は考えていましたが、
きのうの朝時点では、
知事は、
「誤解」されていないようです。
ですから、
私は、
そのことが確認できたことをもって、
その質問については、
いったん、
引き下がりました。
え??
知事が「誤解」していると「誤解」していたことについて、
謝らないのかって???
私は、
そこについては、
謝る必要は、
ないと思っています。
なぜか??
知事が「誤解」していると「推察」する根拠となった発言は、
以下の発言です。
「いろいろ効果検証するということになったときに、
今、ちまたで報道されているように単純な話ではなくて、
河川改修プラス局所改修、いわゆる宮本委員案と、
それからダムプラス河川改修の効果の部分について、
一部報道ではかなりそこを落として、
費用が安い、環境にいいということだけを前面に出したのでは、
府民の皆さんがそう思っちゃう。
実際に80ミリ、90ミリの雨を降らしたときにはダムプラス河川改修のほうが、
圧倒的にはっきりした効果が見えるわけで。」
ちなみに…
実際に、80ミリ、90ミリの大雨を降らしたときの効果は、
ダム案(ダムプラス河川改修)のほうが、
脱ダム案より、圧倒的に、はっきりした効果がみえるとは、
いえません。
これが、
委員会で、長時間議論した結果、
「コンセンサス」がとれた内容です。
その内容を、知事が「誤解」「誤認」しているとしか、
私は、受け取れませんでした。
「命題」の置き方が、
「ダムと脱ダム、どちらが優位か?」
という置き方でなく、
「ダム案は、効果があるか?」
という命題だったがために、
この発言が、飛び出した、、、、
という風には、
私は、
思えませんでした。
今も、
思えません。
ですが、
きのうの知事の発言は、
明らかに、
以前のこの会見における「発言」と、
認識が「変わっている」と、
感じました。
「間違った認識」が「正しい認識」に変わったと、
感じました。
私としては、
「命題の置き方の違いが誘発する、回答の違い」
ではないと、
今も、思っています。
「発言の修正」だと、
思っています。
ですが、
まあ、そこは、
「些細」なことだと、
思います。
「裁判官」たる「知事」が、
「謝った事実認識」から、
「正しい事実認識」に、
転じた、
そのことをもって、
別に、それ以上、重箱の隅をつつく必要は、ないと判断したので、
そうしたまでです。
しかし、、、、
冒頭の「感想」に戻りますが、、、、、
何が天才か、、、って、、、、、
発言の「修正」を、
「修正」というコトバを、終始一切使わず、
「命題の置き方」という、難しい概念によって、
逃げ切ってしまう、、、、
この能力たるや、、、、
天才的、、、だと思います。。。。
これは、
もちろん、手放しで「褒めている」のでは、ありませんが、
かといって、
「皮肉」の思いだけで、言っているわけでも、ありません。。。
こういう「たくましい」政治家が、
今の日本には、
本当に、いない、、、、
そんな中で、
やはり、
「政治家」としても、
稀有な才能を持つ人物、、、と、、、、
僭越ながら、
改めて、
感心した、、、、次第、、、、、です。。。
ただ、
「強力な薬」は、「強力な毒」にもなり得る、
兵器も、
同じです。。。。
知事の才能は、
「とてつもなく、大阪、関西、日本を、よくしてくれる」可能性もある一方、
「とてつもなく、悪くする」可能性も秘めた
両刃の剣、、、だと思います。。。。。
われわれマスコミに課せられる「責任」は、
やはり、、、、重大だと、、、、思います。。。。