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野村明大(ytvアナウンサー)『野村明大の徒然なる道』

徒然なる「センター試験」始まる!!

今日からセンター試験… 

受験生の皆さんには、本当に頑張ってほしい!!
これまで1年間、2年間、3年間、、、、
この日に実力を発揮するために頑張ってきた… 
その成果を十分に、発揮して欲しいです…


思えば、「受験」というのは、
本当に、辛くて厳しい「壁」…ですよね。
でも、その壁を乗り越えるべく頑張ってきたこと、
そして、その壁を乗り越えたあとに得られるもの… 
それらがとてつもなく大きいものだということは、
後になって、よく分かります…


受験というのは、とにかく、
不条理な、理不尽な要素も、沢山、含まれています。

この日に備えて、細心の注意を払って体調管理に気をつけてきたのに、
風邪をひいてしまった… 
インフルエンザにかかってしまった…

熱でぼーーっとして、
本来の実力の、9割、8割しか出せない… 

でも、受験システムは、無情です… 
その日に出された「点数」だけを、
唯一無二の「客観的情報」として、大学側は、処理します… 

「風邪で実力が出せませんでした」
それを聞いてくれる場さえ、設けられません…

もっと理不尽なことも起こります… 
あれだけ細心の注意を払って健康管理に気をつけてきたのに… 
いざ会場についたら、隣の受験生がゴホゴホ、ずっと咳き込んでいる… 
有無を言わさずうつされてしまう可能性もあります… 
うつされなくても、試験の間じゅうゴホゴホされたのでは、集中できません…

「隣の受験生がゴホゴホ咳をしていて、実力が出せませんでした」… 
もちろんそんな言い分を聞いてくれる機会は、設けられません。 


それもこれも含めて、
「点数」が実力として評価される… 
なんて過酷でシビアで理不尽で無情なルール… 
受験生はみんな、そんな「理不尽」と戦わされているんです…


でも、そんな「理不尽」と戦うからこそ、
きっと受験生は、一回りも二回りも、強くなるんですね! 

そして世の中に出たときに、
世の中が、受験システムと同じような
「理不尽」「不公平」だらけだということにも気づきます。

そしてきっと、その時に、
受験生時代の「経験」が、活かされるのですね…


まあしかし、受験というのは
「理不尽」「無情」の塊のようなシステム… 
ただ、そんな「受験」と戦った「戦友」は、
いつまでたっても、分かり合える、人生の「仲間」です。
「受験」という馬鹿げたシステムに対し立ち向かう中で、
戦友との間にも、いろんな思い、絆が、生まれます。

「受験」が全てではありませんし、
そこで失敗しても、いくらでも選択肢は、あります。 
ただ、「受験」と戦った経験だけは、
本当に貴重な、人生の財産になると思います…


ちなみに、一回落ちて「浪人」しても
構わないじゃないですか!!
 「浪人」は、これまたさらに、
一回り大きくしてくれますよ!!笑 

「浪人」の辛さは、本当に、
した人でないとわかりません。
 「浪人生」に対する世間の目が、
どれほど厳しいものか… 


若いうちにあれを一度経験することは、
本当に、貴重な体験です… 
だから本当は、全員が、
「浪人」の経験をしたらいいと、
私は本気で思っているくらいです…笑 

それくらい自分を、成長させてくれた一年… でした……

投稿者: 野村明大 日時: 2013年01月19日(土) |

アナウンサー