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野村明大(ytvアナウンサー)『野村明大の徒然なる道』

徒然なる「解散」風も吹き出す中…

さて、解散風が、にわかに吹き出しました。
いろんな要素が絡み合うので、
予想は、競馬の予想並に、「当たるも八卦、当たらぬも八卦」… 

ですからまあ、ここで敢えて予想はしませんが、
基本的には、解散の権限を持っているのは、首相であり与党側。


どう解散に持ち込み、どのタイミングで解散を打つのか、というのは、
首相と与党側に本来主導権があるわけで、

結局、自らが選挙で負けるようなタイミングで解散をしてしまう(追い込まれる)
首相や政権というのは、
ほかの何をやらせてもダメだっちゅうことは、
一般論としては言えると思っています。


勿論これは一般論で、

「この政策」と引き換えに、解散→大敗、を甘んじて受ける… 
というくらいの「凄い政策」とセットで行われる解散も、あるだろうし… 
(野田首相の消費税は、「そのレベル」だと、
少なくとも本人は、思っている、思っていたのでしょうし…) 


まあ一概にはいえませんが、
それでも、一般論としては、そういうことは、言えるのではないかと、思っております。

典型的なのが麻生政権で、
何度も、「勝てる」タイミングがあったのに、
何度もそこを逃し、
結局、「大敗」のタイミングで解散をしてしまいました。


これも結果論ではなくて、

現在進行形でみながら「今解散したら勝てるのに…」と
少なからぬギャラリーが感じるタイミングを漫然と見逃し、

結局、「歴史的大敗」を招いた… 

そんな先見性のない政権・首相に、
日本の重要政策、外交政策を任せるのは怖い…という、
まあ一般論はいえると思っております


…と調子よく呟いていたら、
いきなり、PCの画面が落ちた!! 

不調の兆しもなかったのに、突如… 

いよいよこのPCも寿命、限界なんでしょうか… 

にしても… 前触れも無く突然… 
ということが、あるんですね。 

怖い怖い…


さて翻って、現首相、現政権ですが… 

現政権に関しては、過去3年間にわたり、
与えられたチャンスをことごとく有意義に使ってこなかったことは、
衆目の認めるところでしょうが、

一般論でいうならば、あと最長1年の間に、
これまでを覆すような、希望に満ちた「変革」を、見せてほしいものであります…

現首相に関していうと、
それでも何度か、

「勝てるタイミング」「勝てるやり方・チャンス」は、あったと思っていますが、
そこは見送りました。 

最終的に結果を背負うのは自分達ですから、何も言いませんが、
ここから先に、「勝てる」ウルトラC戦略が果たしてあるのか?? 

興味深く注目しております…


現首相に関していえば、
消費税が「一大事業」という前提に立てば、1政権1事業、という考え方も、
ありなのかもしれませんが… 

今の日本、あまりにも課題山積で、
その考え方だと破たんしそうですね… 

やはり、ある程度、
裁量と猶予を、どーんと与えないといけない「状況」「時代」なんでしょうか…

ここは、「国のあり方」に関する部分ですから、
悩ましいところではあります。

さくさく決まるのがいいのか、
いつまでも一向に決まらないのが、案外逆にいいのか… 

まあそういう二者択一の単純化ではないにしても、
今の政治が、あまりにも重要課題を先送りし続けてきた… 
ことは、間違いないですね。

投稿者: 野村明大 日時: 2012年11月10日(土) |

アナウンサー