Top

野村明大(ytvアナウンサー)『野村明大の徒然なる道』

徒然なる「維新」と「みんな」が、連携へ!!?

「維新」と「みんな」が、また、再接近…… 
(重複表現ですが…笑) 

さて、「維新」の「戦略」も、
ここからが正念場でしょうか…… 

ついこの間までの
「『みんな』を突き放すようなスタンス」
と比較すると、

やはり少々、
「今後の戦略を模索中」という印象は、
率直に受けます。

本来、
政策立案のブレーンも重なり、
打ち出している政策内容も類似している「みんなの党」とは、

初めからこうなっていても、
理屈上は、良かった。

ただ、ついこの間までは、

あくまで「既成政党」の一角である「みんな」との合流は、
維新にプラスには働かない… 

状況でした。

しかしこの一か月ほどで、
状況と空気感は、大きく変わりましたね。


やはり、

既成政党の国会議員を一定数取り込んだ… 

このことの影響は、
少しずつ出始めている… 

ということでしょうね。 

さらにその議員達が黙っていれば別ですが、
そこそこ、発信するときている…

橋下さんからすれば、
「取るに足らない」「数あわせの要員」だったとしても、

議員は議員で発信したがる。

発信場所も永田町だから、
在京メディアに逐一フォローされる… 

世間のイメージが、

「維新=橋下」から、

「既成政党を抜けた人達と
橋下さんが組んで始めた党」に、

変遷していく…

維新内部で「主導権争い」など、
本来あり得るはずがない。


「橋下主導」ありきで
ここまで勢力を拡大してきた、

「橋下人気」が欲しくて
どんどん合流してきた人も多い

「政党」です。


「橋下主導」を否定した瞬間に、
「維新発祥」「維新人気」の根拠が揺らぎ始めることは、自明…


にもかかわらず、

「主導権争い」と報じられることには、
疑問を感じますが

(本質的には「主導権争い」というのとは、
ちょっと違うと思っています)


現実問題、
そう報じられ、

内紛が勃発しているかのごときイメージは、
醸成されていってますね。

もちろん、

「党内部における『ポジション争い』」は、
どんな組織にあってもあるでしょうが、

「維新」内にあっては、

国連の常任理事国以上の「拒否権」を、
橋下市長が所有しているわけで、


橋下×国会議員団の主導権争い、という捉え方は、
少し違うと思っています。

もちろん国会議員団も、
隙あらば、自分のポジションアップとアピールの機会はうかがうでしょうが、

橋下代表から主導権を奪うとか、

そういう発想は、
そもそもあろうはずがないと
思っています。


維新の成り立ちから考えて、

そんな行為は、
自らを窮地に追い込むことは、
十分認識していると。

ただ、

「ちょっとしたアピール」が、

世間における
「内紛」「橋下さんの求心力低下」「党として未成熟」
といったイメージ醸成に、

直結してしまうのも、
また事実。 


この局面を打開しようとすれば… 

基本的には、方法は一つだと、
私は思っております… 

以前から書いている通りであります…

投稿者: 野村明大 日時: 2012年10月06日(土) |

アナウンサー