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野村明大(ytvアナウンサー)『野村明大の徒然なる道』

徒然なる「自民党総裁選」やっぱり「いびつ」では…??

自民党総裁選。

ご本人達に責任はないのだが、
候補者全員が2世議員で、かつ親が閣僚経験者。

このことは、些細な偶然ではない。
「本質的」な問題点だと思っています。

次期衆院選の結果次第では、
日本のリーダーになるかもしれない自民党総裁。

その選挙に、
「2世議員&親が大臣」という
「極めて狭い」条件がなければスタートラインに立てない… 

結果的にそういう状況になってしまっていることは、
極めて由々しき問題。

「日本のリーダー」たる総理大臣。
優秀な人物にその座を預けたいというのが、
国民の自然な総意でしょう。

そのスタートラインの前の段階で、
そんな狭い条件をクリアできなければ
結果的に門前払いになってしまっているのが、現状。

候補者の皆さんは、
「限られた条件」の下では、優秀な方々なのでしょうけれども、

「条件下」にない、より優秀な人材に対して、
圧倒的なアドバンテージを持って勝ち上がり、
スタートラインに立った方々であることは、

否定しようのない事実。


日本の総理大臣にも直結する人材を、
限定的な条件下にあるごくごく少数の人物の中から選ばざるを得ない。

そんなことで、優秀なリーダーが、
継続的に生まれるのでしょうか??

私は、この問題は、
今の日本を覆う、言いようのない「閉塞感」と、直結する
重要問題だと思っています。 

要するに、
「言いようのない閉塞感」ですよ。

親が大臣で、自身が二世議員でないと、
総理レースのスタートラインにも立てないというのは…

逆に、今の日本に、
「親が大臣経験者で、自身が二世議員」という人物って、
何人くらいいるんでしょうか?

1億人の日本人の中に… 


そう考えたら、その恐ろしさが、分かる。 


そういう条件に恵まれたら、
自民党総裁に立候補することは、結構な低倍率ですよね。 

恐らく、司法試験に通るより、
随分倍率低いのではないでしょうか?? 


そんな条件下から、
日本国民を引っ張るリーダーを、継続的に輩出できるんでしょうか??


と、私なぞは、

この問題は、「案外本質的」な「閉塞感」に通ずる重要問題だと
思っているのですが、

さて、当の候補者たちに、
そういう問題意識は、どれくらいあるんでしょうか?? 


たぶん、なさそう。。。ですね。苦笑

親が大臣で、自身が二世議員でないと、
自民党の総裁レースに立候補することすら、できないんですよ!!
結果的に、そうなっています。 

その一方で、

数年前に、体の不調を訴えて投げ出した方が、
もう一回、再チャレンジできている… いとも容易に。 

何なんだ??この状況は???笑

この状況を、「いびつ」「変えなければ」と、
感じることができなければ、

なかなか難しいでしょうね。 
世を覆う「閉塞感」を感じることは… 

そして、

閉塞感を「感じる」ことすらできない人が、
「打破」することは、より難しいでしょうね、
この閉塞感を…

投稿者: 野村明大 日時: 2012年09月15日(土) |

アナウンサー