徒然なる「橋下市長」×藤村官房長官 を受けて…
きのう、橋下市長と藤村官房長官が、原発再稼動を巡って、会談。
もともと、民主党内からも、「会って得することあるのか??」と声があった会談だが、
案の定というか、なんというか、、、
あの会談で、政府、官房長官サイドには、なんか良いこと、あったんだろうか???
そういう「損得勘定」も、できない政治家、多いですよね。。。
損得勘定というか、「客観的分析」というか、、、
まあ、そういう「損か得か」は抜きにしてでも、
会わなければいけない「大義」がある!!
という趣旨での会談なら、まあ、いいのですが。。。
そういうことでも全くなさそうだし…
というわけで、
大々的に、橋下市長の「主張」を、
世に拡散しただけの「会談」になりました…
という印象が、率直なところ…
ですが、、、
にしても、官房長官が、
会談終了後の会見で、
「専門家に判断してもらってる」「短絡的にもみえる…」
と口にしたのは、
思わず「あちゃちゃ!」となった…
案の定、
きょうの橋下市長は、ここへの「集中砲火」です。
「専門家が判断したというなら、その専門家を表に出せ」の連呼。
まあ、しかし、そうくるだろうな…とは容易に想像できた。
実際、どの専門家が、どういう理由でどういう判断をしたのか…
な~~~んにも、表には出てきていませんからね。
少なくとも、
この「専門家に表で、責任を持って言わせろ!」という主張は、
極めて正論。
橋下市長の側も、それが正論であることを、よく自覚しているから、
ここについては、鬼の首をとったように、言い続ける。
ここでは、攻めた分だけ共感指数がアップすると、分かっている。
しっかし、、、
藤村官房長官も、正気なんですかね?
だーれも専門家の責任ある発言なんて耳にしてないのに、
「専門家の判断を頂いている」なんて。
そんな方便が、通用するはずがなかろう…
と、
常識的に考えりゃ分かりそうなもんですが…
まあとにかく、
「正論」に、押されっ放しの、政権与党であります…
野党時代は、「正論」で、自民党を押しまくっていたのに…
いまや昔… であります。
「政権」という権力の座は、
かくも人間を、「見苦しい」ものに、変えてしまうのでしょうか…
大飯の再稼動が、何が何でもダメなんだ!
と意固地になる気は、さらさらありませんが、
もうちょっと、「なるほど」と思える理屈を、明快に説明してくれないと、
そりゃあ国民の納得は、得られないでしょうね。
そういうことできる政治家が、本当に、少ないですよね。 そういう能力が全くない。
だから、
橋下さんみたいな政治家が、いやでも、目立ってしまう。
本来、橋下さんのような発信上手な人たちどうしが、
オープンの場で、違う意見をぶつけあって、
国民の審判を仰ぐというのが理想だと思うんですが、
発信能力のない人が、ある人と対峙すると、
惨敗して終わりで、実のある議論にもならない…
なにせその、
「発信能力」という、政治家に一番必要な要素の一つ…
が欠けている政治家が、あまりにも多い…
というか、殆どなものだから…
本当に、聞いててわくわくするような議論が、
全然、聞けないんだものなぁ…
国会でも、「もしもし」とか、そんなのばっかで… 笑
いずれにせよ、
「専門家に表で、責任を持って言わせろ!」主張は、
極めて真っ当だと思います。
本当に、御用学者というのは、ひどいですからね!
無責任な素人が言うならまだしも、
一般の人が肩書きだけで信用してしまうような
国立大学の教授でも、
平気で無責任なハンコを押す学者は、多い。
私は、
大阪府の「ダム」論議のときに、
それを、痛感しました。
あの専門家委員会だって、
当時の橋下知事が全面公開したものだから、
どこの国立大学の教授が、どれだけいい加減なハンコを漫然と押しているか…
よーく分かりました。
「正気か?血税何十億円やぞ??」と、何度も思いました。
ダムも、
巨大な利権が絡んだ「ムラ」に差配されていますが、
原発も基本構造は、同じ。
原発の場合は、ダムと比べても天文学的に、
人間生活や命に与えるダメージが大きいだけに、
より恐ろしい… ですよね。
ニュートラルにシンプルに考えれば、
必然的に方向性は決まろうというもの…
なんですけどね。