Top

野村明大(ytvアナウンサー)『野村明大の徒然なる道』

徒然なる「特別自治市」構想…この顛末は、お粗末過ぎないか…??

平松市長が、

「特別自治市構想」を、

マニフェストに盛り込まないことを、明かした。

来週発表する

「マニフェスト」の一つ前段階である(と市長が位置づけている)

「公約のあらまし」にも

盛り込むべきなのかどうか、

検討中だそうな。。。

そもそもが、

非常に「危うい」空気が漂っていた、この「特別自治市構想」。

大阪都構想への「対案」として浮上したが、

先月の、市長出馬会見で出てきた時点で、

あまりにも具体的な「中身」が見えなかった為、


不安に感じ、

その「本気度」を、聞いた。


「都構想が100なら、特別自治市構想の本気度は、200」とまで

市長は言い切っていたものの、


結局、

1か月もたずに、

その「文言」は、

市長のマニフェストから姿を消すことが、決まった。。。

「できないことをできると言うより、

 できないことはできないと言う方が、正しい」

と、

市長はきのう、言ったが、、、、、


では、なぜ、先月、


「政策目標」に、

「特別自治市構想」なるものを、

掲げたのか??


出馬表明会見という公式の場で、

「本気度200」という枕詞をつけて、


「できない」目標を表明したのなら、

それは、

有権者を 「愚弄」 していると言われても、

仕方ないと思う。


平松市長には、

「都構想」ではない「大都市像」を打ち出してもらい、


「あるべき大都市」論を巡って、

有意義な議論を展開していただくことを、大いに期待、、、、していただけに、、、、、、


この構想に関する

なんとも腰の砕けた姿勢への落胆は、

大きい。。。


市長もおっしゃっていたように、


なにも、

「大都市制度」を打ち出す必要すら、

そもそもない、という考えもあって、、、、、


「現状の枠組みのまま、改革を進める」のが

信じる道なのであれば、


それはそれで、

一つの立派な、スタンスだろう。

「特別自治市構想」を

出馬表明で掲げ、

「本気度200」と宣言しておきながら、

即刻、

「できないものはできない」と

マニフェストには盛り込むことを断念、

こういった姿勢は、

「制度の枠組みばっかり論じるのは、もうやめましょうよ」

とおっしゃる

自身のその主張とも、

決して、よくなじむ姿勢でもない。


平松市長に有権者が期待するものがあるとすれば、

それは、


経験と現職実績に由来する「落ち着き」なのではないか。。


今となっては

過去の発言を塗りなおしようもないが、


9月の「政策目標」発表の時点で、

「特別自治市構想」の取り扱いに、


もう少し、

落ち着きと冷静さを、

持ってほしかった。。

そう感じる・・・・ばかりです。。。


追記)

きのうの会見では、

各社の記者から次々と、40分ほどにわたり、

この「構想」に関する「軌道修正」について、

厳しい追及が、なされた。

さすがに市長も、

この「ムード」を察知したのか、、、、


各局の夕方ニュースが

この問題を報じる「直前」になって、

市役所から、


「『特別自治市』に関する市長の見解をまとめましたので、

 今から、ファックスします」


との緊急連絡が、入った。。


終始歯切れが悪かった

会見での「コメント」をくつがえす、


「歯切れの良い見解」を、期待、、、、したのですが、、、、、、、


以下、緊急ファックス全文)


「特別自治市」について


特別自治市は、関西州の実現とともに目指すものです。

その際の、市町村との連携の核としての大阪市の姿を表すものです。

そのことを9月19日に大きな政策目標としてお示しました。

その方向性を踏まえつつ、

今後、大阪府内自治体と連携の実績を積んで参りたいと考えております。

そのため、

次に公表する施策集には、

将来を見据えて大阪府を交えた府内自治体が、

都市行政と広域的課題を調整する仕組みについても

記載いたすつもりでございます。

政策の方向性と、具体的な施策、この二つをあわせて、

選挙に際しての私が描く都市像の実現に向けた取り組みと理解していただきたい。


平成23年10月14日

平松邦夫


ーーーーーーーーーーーーーー


「理解していただきたい」とありますが、

私には、

この文章から、


「特別自治市」に対し、どう本気で取り組んでいこうとされているのか、


どうしても、理解できませんでした。。


これは、

私の読解力が、

おかしいのでしょうか???


住民の皆さんは、

この文章を読んで、


「なるほど!」と、ストンと腑に落ちるんでしょうか???

この文章が、

市長自身が、

書かれたものなのであるならば、、、

「アナウンサー」という

「伝える」ことを本分とする仕事で

キャリアを積んでこられた経験をもとに、


今一度、


一般市民にも分かりやすく


「特別自治市」に、どう向き合っていくのか??

それとも、


もう、制度や枠組みの話には見切りをつけて、

現行の枠組みの中での「地道な取り組み」の部分に専念されるのか??


かみくだいて説明して頂きたいなぁ、、、と、、、、、

切に、感じた次第です。。。。

是非、


来週の「公約のあらまし」発表以降は、


「わかりやすさ」と「落ち着き」を取り戻してくださることを、

市長には、期待したいと思います。

投稿者: 野村明大 日時: 2011年10月15日(土) |

アナウンサー