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野村明大(ytvアナウンサー)『野村明大の徒然なる道』

徒然なる「橋下氏」の「意中」は結局…

維新の会の

「大阪府知事選」候補は、

結局、誰なのか?  


幹事長の松井氏で、

結局、いいのか???


今ひとつ釈然としないまま

事態の推移を見守っている有権者の方も

多いと思います。

前回、

ご好評をいただきましたので、

続篇ではありませんが、

現時点の、

私が知り得る「状況」を、

整理して、お示ししたいと思います。。


★「松井氏」を知事選に出馬させようという動きは、
  確かに存在する。

★「松井氏」周辺を取材すると、
  松井氏の出馬を確信・断言する証言が得られる。

★「松井氏」本人は、明言は避けているものの、出馬を決意したと読み取れる
  発言をしている。

★もちろん、出馬を明確に否定する発言は、ない。

★現状、全ての証言、発言、取材内容は、「松井氏出馬」に反しない。

★少なく見積もっても5つ以上の状況証拠が、「松井氏出馬」を後押ししている。

★「松井氏出馬」以外のシナリオ・選択肢が、いまだに、説得力を持つ形で、表面化していない。


フツウ、

これだけ揃えば、

「松井氏出馬」で、まず間違いない! と

なる、、、、わけなんですが、、、、、、


若干、話をややこしくしているのが、


橋下氏の「意中の人」… です。。。。

では次に、

「意中の人」について、

情報を、整理してみましょう。。。


★橋下氏には、こころに決めて、本人の承諾も既に得ている「意中の人」が、いる。
 (と本人が言っている。)

★その「意中の人」は、「松井氏」では、ない。
 (橋下氏自身が、何度となく、そう言っています。)

★意中の人は、維新「外部」の人である。

★候補者は、当初、「維新の会」と「橋下氏」が共に持ち寄り、合議の上で決める
 はずだった。

★先日、「維新の会」が、「持ち寄る」ことを断念し、
 橋下氏に「一任」することが、決まった。

★橋下氏には、「意中の人」がいるのだから、一任されれば、その「意中の人」になるのが
 自然な流れ…なのだが、橋下氏は、「意中の人でない人物を選ぶ」可能性もある、と
 言っている。

 「それも、フリーハンド=一任のうちだ。」と。

★一任された橋下氏が「意中の人でない人物」を選んだ場合、
 「意中の人」が、結局誰だったのか? 橋下氏は、明かす必要はないとする。


いかがでしょうか???


なにやら、

複雑な「パズル」を解くようなハナシ… ですが、、、、、


一任された橋下氏が、

「もともと言ってた『意中の人』ではない人物として

 松井氏を選択・指名し、

 もともと言ってた『意中の人』の発表を見送る」とすれば、

全てのピースが、

ぴたりと全体に「はまる」… ことが、

お分かりいただけると、思います。。


上に列挙してきた

全てのピースがはまる「答え」が、

「維新は、松井幹事長を擁立」… だというワケです。。。


ただし、

賢明なる皆さんは、

もう一つ、「ぴたり」と全てのピースが始まる「答え」があることに、

もう、お気づきだと、思います。

それは、

橋下氏が、

「意中の人」を、本当に今の今まで、腹の中で隠し通してきていて、、、、


そして、

その人を、選択・指名する「場合」、、、、です。。。。


さて、

「答え」は、

いずれ・・・なんでしょうか??

ちなみに、


賢明なる読者の皆様は、

もう、お気づきでしょうが、、、、


最初の「答え」(つまり、松井氏擁立)の場合、


「橋下氏がずっと言ってきた『意中の人』が、実は、初めから、いなかった」

もしくは、

「橋下氏が言ってきた『意中の人』が、実は、松井氏だった」


という

「橋下氏のウソ」を、

内包することが、

可能です!


ただ、

その「ウソ」が、

「ウソ」として、明確に「表面化」「認定」することは、


橋下氏自身が、そうだと認めない限り、


永遠に、あり得ません。。。。

そういう「ロジック構成」に、

なっております。


そのあたりの

「矛盾なき」論理構築は、

まさに「弁護士」の「真骨頂」と、言えるでしょうか。。。。

しかも、橋下氏は、

こうも、言っています。


★候補者を最終選択・指名する「プロセスは、明らかにしません」

そして、


政治家である以上、

ウソをつく必要のある場合も、時にはある。

その場合は、事後に説明し、

それも含めて有権者の審判を仰げばよい。

という内容の見解を、

既に先だって、明らかにしています。


 

つまり、

「破たんなき論理構成」に加えて、

二重三重に、ネットを張っていることが、分かります。


もし仮に、

氏の言うように

「大義ある場合、政治家のウソは、許される」…


のだとしても、


これだけ完璧に構築された「空間」の中で、

平然とウソをつかれるとなると、


メディア、一市民としては、

空恐ろしい… 気持ちを持ってしまいますが、、、、

きのうの朝の

「意中の人は、松井氏ではありません」

と言うときの

橋下氏の表情は、

まさに「見もの」… でした。。。。

「半笑い」で、「照れ笑い」… のようにも映る

「ビミョー」な…表情…


あれで、

「ウソをついていた」としても、


「え?? あれ、ウソだったの???」とは、

誰も思わない、、、、

そんな「反応」「表情」、、、でした。。。。

論理構成は完璧でも、

表情に「真偽」は出る、、、、


そんな風にも、

見えました。。。        (あくまで、個人的印象に過ぎませんが…)

もっとも、

あの表情の変化さえ「演技」で、


実は、あの瞬間、

氏が「ウソをついていなかった」のなら、

私は逆に、

そっちの方が、

空恐ろしい… くらいなのですが、、、、笑


タレント・政治家として、
「百戦錬磨」の氏のことですから、


ひょっとしたら、

そういうことも、

あるかもしれません。。。。


私としては、

「論理構成は完璧でも、顔についつい出てしまう」ほうが、

人間味と安心感は、感じる、、、のですがね。。。


ちなみに、

きのう、同じ場に立ち合わせた

ある社の記者の感想は、


「なんだかんだ言いながら、、、、正直な人なんですよね。。。」


でした。


さあ、

結局のところ、

結論は、

どうなのでしょうか???


これを読まれた読者の皆様が、


どう感じられたか???

私が感じた「微妙なニュアンス」を、

うまく、この拙い文章の一節一節から、

感じ取っていただけていれば、、、、、、、 幸い、、、、、 なのですが。。。。。。

投稿者: 野村明大 日時: 2011年10月14日(金) |

アナウンサー