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野村明大(ytvアナウンサー)『野村明大の徒然なる道』

徒然なる「官僚」が国を亡ぼす?それとも…?

全く、民主党政権の地方分権は、どうなってんだ!!?

やっぱり、何にもできないな。。。 

新内閣になって顔ぶれが変わるたびに、一からやり直し。

何にも分かってない大臣やら政務官やらがやってきて、
官僚から「これこれこうなんです」と説明を受ければ、
「なんか難しそうだけど、そうなのね」…

そんなことの繰り返し。

いや、正直、ここまでひどいとは、思っていませんでしたよ。

地方分権だけじゃない。

外交も年金も公務員改革も人件費削減もダムも。

こりゃ本当にひどい!!

それでも政権交代がなかったよりは、あったほうが「健全」だったと思っていますが。

大体が、
官僚からレクチャー受けて「政策通」になった気になっていたのでは、
官僚の手の平の上を泳がされているだけなんですよね。

これは政治家だけでなく、実は記者にも言えることですが。

本当に知見を深めるためには、
絶対に、反対のことをいう有識者からも知恵をもらわないと、深まらない。

反対のことをいう有識者から知恵をもらって、
官僚に対してひとつひとつぶつけて、
どっちの言うことに分があるのか見極めないと、真実の姿は見えてこない。

ところが、官僚さんは、便利なんです。
政治家が呼びつければ、1時間でも2時間でも教えてくれるし、分かりやすく説明してくれる。

頭の良い官僚の皆さんは、本当に頭が良い。

省の利益を代弁する主張を、とても客観的な知見のように、さらりと刷り込んでくる。

なんなら、
「こういう反対意見がありますが、こういう論理破たんがあります」なんてことまで、
先に、刷り込んでくれます。笑

それに騙されないようにするためには、
必ず、反対意見を言うブレーンを一方で持っておかないと、
必ず、官僚の敷いたレールの上を走らされる。

頭の良い官僚がうまく機能する形を作ることができれば、
本当にうまくいくんですけどね。

「省益」でなく「国益」をみて動く「仕組みづくり」。

口でいうのは簡単だけど、これが難しいんですけどね。

でも、
省益に向いている官僚の目が国益に一斉に向かえば、

国は凄いスピード感で良くなりますよ!

投稿者: 野村明大 日時: 2011年10月08日(土) |

アナウンサー