考えるべき「役割」
先日、
あの津波来襲時を「検証」するテレビ特集を、見た。
非常に見応えのある内容でした。
人間とは危機に直面した時、
「正常」「日常の延長」だと思い込みたい志向があるのだそうな。
自分のごく少ない人生経験に照らしても、
なんとなくそれは分かる気がする。
今となれば、
「津波」は「とんでもなく危険」なものだという情報、意識が浸透しているから、
逃げられると思う。
でも、まさにあの瞬間、
即座に「とにかく、高いところまで遠いところまで逃げる」という判断を果敢に行うのは、
実は、傍観者が簡単に言うほど、
簡単なことではなかったということ。
それは、
分かる気がする。
テレビの役割は、
ああいう緊急時、
とにかく、
(良い意味で)
人々の「危機感」を、あおること。
普段、
あおる必要もないところで煽り過ぎ、
世の批判を浴びることが多い
テレビメディア。
ここぞという事態。
まさに「危機感をあおらなければいけない」事態で、
その役割が果たせないようでは、
本当に、
存在意義が、なくなってしまう。
「ラジオ」から聞こえる声によって
危機感をようやく「あおられ」、
助かった人も、大勢いる。
「津波を伴う大地震」は、
これ以上ない、重大局面だ。
そのことを、
改めて思わないと、いけない。
そんなことを、改めて考えさせられた
特集でした。。