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野村明大(ytvアナウンサー)『野村明大の徒然なる道』

大阪市は危機感がなさ過ぎるのではないか…

先日の「ten!」でも報じた

大阪市の「架空データ・報告問題」です。


詳しくは、

番組の中でも

説明しましたが、


要するに、


「架空のデータ」を「大阪市」が、「大阪府」に対し、「報告」していた

問題です。

大阪市は、

毎日、毎日、「河川清掃」の業務日誌を、つけていましたが、

そこには、

「どの川」で「どれだけ」のゴミの量を収集したかは、


一切、書かれていませんでした。。。


その「毎日」「毎日」つけた「業務日誌」をもとに、


年に一度、

大阪府に対して、「報告」するために、

手書きではなく「ワープロ打ち」の

「報告書」をまとめていたのですが、、、、

そこにはなんと、

きれーーいに、


何月何日に、どの舟が、どの川で、何立方メートルのゴミを集めたか、

ということが、

事細かに、「記載」、、、されていたのです。。。


もう一度、繰り返します。

大阪市は、

毎日毎日、手書きの「業務日誌」を、つけていました。


この「日誌」を、

「毎日」、ワープロ打ちの「報告書」に、「清書」していたのでは、ありません!!


「一週間に一度程度」、「まとめて、写しかえていた」のでも、ありません!!

一年に一度、

まとめて、


365日分の「業務日誌」を、

ワープロ打ちのデータに、一気に、記載しなおしていたのですが、

その際、

なぜか、

「どの川で、どれだけの量のゴミが、いついつの日に、収集されたか」という

超具体的な「数値」が、

突如現れて、

報告書に、もっともらしく、「記載」されていたのです。

決して、

「実測値」ではありません。

あくまで、

「仮定」「想定」「架空」の数字です。


しかし、

報告書には、

あたかも「実測値」であるように、

整然と、記載されていました。

まずもって、


いやしくも「公の文書」に、

「実測値」でない数値を、「実測値」であるかのごとくに、

平然と書き込み、


それを、他の自治体に対して、

正式な「報告書」として提出する、

ということが、


到底信じがたい

ことです。。。


しかしながら、


大阪市の幹部たちは、

その危機感、問題意識が、

まったく、、、、ないようです。。。

どこまで、

「改革意識」のない人たちの、集まりなのでしょうか。。

平松市長は、

何と言い放たれたか、

ご存知ですか??


「みなし」と、

言っていました。。。


私は、

「みなし」全てを、

否定するものでは、決してありません。


会社の勤務時間でもなんでも、

「正確に実測すること」が難しく非効率で、


実測するのではなく

「みなし」で済ませることは、


当然に、あるでしょう。

しかしその場合、


「この数値は、『みなし』である」と、

万人が見てわかるように、

注釈、基準をつけるのが、

当たり前の基本中の基本の大前提です!!


「実測値」づらをした「みなし値」が、

何の断りもなく、

公の文書に記載されるというようなことが、

あっていいのでしょうか・・・・・??


あっていいわけが、

ありません!!

しかも、

「みなし」とは、

「こういう基準」に基づいて、

こういう場合には、

こういう数値とみなす、


といった、


「明確な基準」があってはじめて、


成立する、、、概念でしょう。。。??


私は、

市の幹部に、


3時間にわたって、


聞き続けました。

「では、

 何もないこの状態から、

 いきなりこの数値をはじきだした


 その根拠、マニュアル、基準というのは、

 あるのですか?」


と。


ついぞ、

明確な答えは、ありませんでした。。。

こういう場合には、

こういう数値と「みなす」

という明確な基準もなしに、はじきだされる「みなし値」とは、


いったい、、、、何なんでしょうか??

そもそもが、

「みなし値」自体が許されないシチュエーションですが、


仮に許されるとしても、


大阪市の、その算出の仕方では、

残念ながら、

「みなし」としても、

全く、成立、していません。。。少なくとも、一般常識では。。。

「一定の経験値」に基づいて、

川ごとにデータを「割り振った」と、

市の幹部は、

何度も、

強弁しました。

では、

「一定の経験」に基づいた

「一定の基準」に従って、


何度やっても、


同じ「みなし値」が、

はじき出せるでしょうか??


私は、

自信があります。


100人が100人とも、

100通りの「違う数値」を、

はじき出すでしょう。。

それくらい、、、コトバは悪いですが、、、、「適当」な値のオンパレードです。

「一定の基準」とは、


何人がその基準を用いようとも、

「一定」の答えを導き出すがゆえに、

「一定」と言い得るのですし、

そうでなければ、

「一定」とも「明確」とも、


言わないでしょう。。


「架空」ではなく

「みなし」だと強弁し続けるなら、


その、

環境局サイドが主張する

「一定の基準」とやらに基づいて、

一度、市長がご自身で、


365日分を、


計算してみれば、


いかがでしょう??

絶対に、

「府に提出された報告書」とは異なる数字が、


次々と、

出てくると思いますよ。。。


だって、、、「適当」、、、ですから。。。。。  残念ながら。。。。

そもそもが、

今一度確認しておきますが、

「精度が高くて、

 より『実測値』に近い近似値、、、、、

 
 であったとしても、


 許されるものでは、ありません。。

唯一、許されるとすれば、

あらかじめ明確に、


「実測値ではなく、仮定値であり、

 その数値は、

 これこれこういった基準に基づいて、算出される!」

ということが、

明記されている、、、、、


そういう条件のもとでだけ、

「許される」のが、、、、「みなし」、、、でしょう。。。

本当に、市長は、


環境局、河川事務所の言うことを、

そのまま聞いて、

あくまで、


「みなし」である、

という主張を、

続けていかれるのでしょうか??

平松市長の

「政治センス」が、

十分に試される「試金石」、、、でしょう。。。

投稿者: 野村明大 日時: 2010年12月04日(土) | コメント (3)

コメント

公務員は暇、退屈、時間が余ってるからデタラメナ、いいかげんなことする(思いつく)時間が、いっぱいあるのでしょう。夕張市の様に全国の借金を持つ都道府県、市町村は破綻をして、財政再建に転換すればいいのではないでしょうか。夕張市が消えて無くなったりしていませんから、他も大丈夫なはずです。職員(公務員)を減らし、給与、支出を大幅カットし、健全化していく時期に来ています。人数が減ることで、民間の様に忙しくなり活気が出ます。

投稿者: ロプロス 日時:2010年12月04日(土) at 12:39

府も市も黒いっすな・・・としか言えないっす・・・。

投稿者: (・e・) 日時:2010年12月04日(土) at 20:25

個人的に平松市長については、前職の経験と知名度から、大阪市の現状に関するメッセンジャー的な役割を期待しています。
今までは、それすら不足していたと思いますし。

ただ、それからどうするか?という事については、喝を入れる存在が必要なんでしょうね。
それは恐らく、大阪市役所だけでなく、大阪市民も考えるべき問題なのかも知れません。

投稿者: ぱらどっくす 日時:2010年12月05日(日) at 02:05

アナウンサー