野村明大（ytvアナウンサー）『野村明大の徒然なる道』

以下、

サッカーに関して、

私の最も信頼する友人が

「オランダ戦」前に寄せてくれた「原稿」です。

これを読んで、

皆様は、どうお感じになるでしょうか？？

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カメルーン戦、、日本はよくやりましたが、、

喜んでいいのやら、悲しんでいいのやら・・。

4年前の惨敗で、これから日本はどういうサッカーを目指していくのだろうという話になって、

辻本（友人名・仮名）は、

オランダみたいなサッカーを何年かかっても目指していくしかないだろうと・・。

オシムに監督が変わり’日本サッカーの日本化’という方向性が打ち出され、

日本が世界で戦うにはどうしたら良いかという重要かつ実現困難な命題に挑戦し始め、、

当面の成績は悪かったものの、基本的には好意的に受け入れられていたと思います。

レベルこそ違え、オランダのようなサッカーからもそんなに離れていなかったと思います。

ただ岡田監督になって、、

オシムの方向性を当初は踏襲したものの、

ワールドカップ予選という結果が求められる状況に直面して、

マイナーチェンジを繰り返し、

ついにワールドカップ前、最後の練習試合で、
本田１Top→実質ゼロTopという奇策、超現実路線を打ち出しました。

中盤選手ワントップは

トッティがローマで後にも先にも唯一うまくいったシステムだけど、

セカンドストライカータイプで２Topの一角をになったこともあるトッティとはまったく異なり、

本田のワントップは完全にゼロTop・・守備9割のサッカー。

結局、日本がワールドカップ前の連戦連敗で得たものは、

’日本は弱い’というどうしようもない現実だったと思います。

’日本らしいサッカー’中盤からビルドアップし、ボールを動かして、俊敏性を活かして、

フィジカルが強い相手を翻弄し・・という

ここ4年間でベースにあった理想ともいえるコンセプトは完全に放棄。

現実的に勝てる方法、予選を突破できる方法をここ数週間で必死に模索して、

ほとんどぶっつけ本番のゼロTopが、ある意味はまり、

相手のよさを打ち消し、自分たちのよさもまったく出さず（出せず？）、

今大会最低の凡戦といわれる試合できっちり勝ち点をゲット。

僕は個人的に、今回は、まともにやったら1勝するのも到底無理だから、

若いメンバーで少しでも将来に可能性を感じさせる試合、

これからにつながる試合をしてほしかったんだけど、

今回、勝利をおさめた日本はその真逆、、

将来のことなんか知らん。

今、石にかじりついてでも予選を突破しようという方向性。

これは僕が感じたのと同じく、批判的な意見が多いようです。

目の前の1勝を求めて、将来を捨てたというような・・。

（逆に韓国は自分たちのサッカーを貫きギリシャに完勝、アルゼンチンに惨敗・・。

韓国サッカーのレベルの高さと世界との差を同時に痛感した次第です。）

これは辻本（前出・仮名）、明大をはじめみんなに聞いてみたいんだけど、

どう思いますか？

日本のサッカー、今まで積み上げてきたサッカーを追い求めて、惨敗するか・・？

石にかじりついてでも勝利を目指すか・・？

ここまでNegativeな論調ながら、

岡田監督のやり方を完全否定できないのが、

やっぱり日本が勝ったらどんな凡戦でもうれしいという人は多いし、

僕はメンバーをみて、試合中も完全に失望しましたが、

現金なことに点とって勝つと結構喜んでしまいました。

メディアのテンションもヒートアップ。

カメ戦勝利の後、

オシムが

明日の新聞の一面がすべて本田だったら日本は危ない・・と警鐘を鳴らしていましたが、

翌日どころか連日、本田一面。

Ａ氏（辛口で鳴らす解説者・匿名）ですら勝利が大事と前向きコメント。

ワールドカップの1勝の反響、影響力を改めて感じました。

オランダのようなサッカーを目指そうとして無理だった日本が

オランダとどういうサッカーをするのか・・。

現実路線に切り捨てられた俊輔が出る機会はあるのか？

本田は中田のような存在になれるのか？

ずらずらとすみません・・。

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以上です。

ＰＳになりますが、

私は個人的には、

本田選手も岡田監督も、

「すばらしい」以外に言葉がないくらい、

大賞賛に値すると思っておりますので、、、、

誤解なきよう。。。