徒然なる「監督」野村監督の思い出
昨日、
NOMURA・Tシャツの話をしましたので、
その流れで、阪神時代の、ノムサン・・・・野村監督の思い出話を一つ!
以前に書いたような気もしますが、
書いてないような気もします。。。。
覚えていないので、書いていないものとして、書きます!!
野村監督の阪神監督就任時、、、、、、
「ノムさんフィーバー」が起きました。。。。。。
当時、私、実は、「ズームイン朝」を担当しておりまして、
当時のズームイン朝には、
「プロ野球イレコミ情報」という、名物コーナーがありました。。。。
私も、子供の頃から阪神ファンでしたので、
嬉々として、阪神のハチマキを巻いて、
阪神のハッピを着て、
出演していました!!
ノムさん就任の大フィーバーの中、
キャンプ早々に、「野村監督に挨拶にうかがおう」ということになりました。
まあ、人間社会で、挨拶にうかがうといえば、
当然といえば当然のことであります。
というわけで、フィーバーの最中、
野村監督が、歩いて移動中に、
失礼ながら、声をおかけして、挨拶をすることと致しました。
(当然、テレビ業界の常として、カメラが回され、後ろにはディレクターがついて
いましたが。。。。)
いよいよ、野村監督が登場し、
私は、つかつかつか、、、と近寄っていき、
「ズームイン朝で、阪神を担当しております、野村明大と申します。
宜しくお願い致します!!」
と、自分でいうのもなんですが、
大変礼儀正しく、はきはきと、挨拶いたしました。。。。。。
と、、、、、、
野村監督は、、、、
無言で、じーーーっと前を見据えながら、
ゆっくりと、歩を進めます。。。。。
む、無言です。。。。
現場に、緊張感が走ります。。。。
ディレクターも、「ま、まずい、、、、こんなところで挨拶をさせたのは、
KYだったかも!!」
といった表情。
現場の空気が、見事に凍りついた、5秒間でした。
そして、五秒後、、、、、
野村監督の口から、
「名前が悪いな・・・・・」
というコトバが、
ぼそっと、つぶやかれたのです。。。。。
ぱあっと、一気に溶解する、その場の空気。
「笑いは緊張感の緩和である」
とは良く言ったもので、
その場にいたみんなが、安堵の笑みを、浮かべておりました!!
野村監督は、別に怒っていらっしゃったわけではなかったのです!
五秒間、気の利いた返しを、考えておられたわけです!!
私は、、、、
なぜか、、、、、
「名前が悪い」
といわれたにも関わらず、
「ありがとうございます!!」と深々とアタマを下げ、
挨拶は、無事終了となったのでした。。。。。。