徒然なる「美談?」儲けを追求しない店員
車のバッテリーが、いきなり上がりまして、エンジンがかからなくなりました。
ロードサービスを呼んで、とりあえずエンジンはかかりましたが、整備してくれたスタッフ曰く「このバッテリー、
もう寿命じゃないですかね?」
というわけで、カー用品で有名な某チェーン店に、バッテリーを調達しにいきました。
ただ、車のバッテリーって、結構ややこしくて、
僕の車についていたのは、44B20L、、とかいうものなんですが、
この44が40のものもあったり、38だったり、、、
後ろの「20」も、19だったり、、、、とにかく、性能と大きさによって、細かく分類されてて、
素人にはちんぷんかんぷん。
この店の店員の岡田さん(仮名)は、懇切丁寧に、数字の違いや性能の違い、値段との比較、僕のニーズならばどの品を選べばよいか、、、などなどを説明してくれ、
バッテリーの状態も、機械で再チェック。
その結果、、、「これなら、換えなくても、これこれこういう使い方をすれば、お客さんのニーズにこたえられますよ!」と、なんと、「儲け」を度外視し、客の立場にたった提案!
正直、手を変え品を変え、なんとか商品を売りつけようとする店員が普通だと思っていた僕は、衝撃を受けました!
「何とか、あの親切な岡田さんに、お礼の気持ちを伝えたい」
そう考えた僕は、結局、バッテリーを購入せずに、一銭も払わずに店を後にしたあと、はやる気持ちを抑えきれず、ついに店に電話。
岡田さんの素晴らしい接客ぶりを、伝えました。(岡田さんがお店に怒られてはいけないので、商品を結局購入しなかったことは伏せておきましたが。。)
すると、受話器の向こうの方も、普段はクレームこそ多いのでしょうが、こういった「店員さん絶賛」電話には、それほど多くは出くわさないのでしょうか。。
最後は、「ありがとうございます!嬉しいお言葉、しかと承りました!」と、少し声を震わせながら答えているようにさえ聞こえました。。
僕も、とてもすっきりした気持ちで受話器を置き、店員の岡田さんが、お店の朝礼で、店長からお褒めの言葉に預かり、照れくさそうに笑っている様子を勝手に想像し、「少しは岡田さんに恩返しをできたかも!」なぞと、不遜・勝手な満足感に浸っている次第です。
しかし、本当に、岡田さんは、「サービス業の鏡」だと思いました。
我々アナウンサーも、視聴者から、「クレーム」ではなく、「お褒めの言葉」を頂戴するような仕事を、沢山こなしていきたいものですね。
岡田さんの仕事ぶりに接して、わが身をも振り返った次第であります。。
コメント
我が家のコースターもバッテリーが上がっちゃいました。
そしてパンク。
バッテリーは父が、パンクは父と二人で直しました。
文明…ねぇ。。
投稿者: みむったけ 日時:2007年08月16日(木) at 01:01