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中谷しのぶ(ytvアナウンサー)『中谷しのぶの きょうもhono-hono♪』

1.17

当時私は6歳でした。


横浜から西宮の祖父母の家に里帰りし、

ちょうど横浜に帰る予定だった1月17日、

被災しました。


今でもその時のことをはっきりと覚えています。


ゴーっという地鳴りで目が覚め、

次の瞬間には、激しい揺れであっという間にタンスは倒れ、

テレビも飛んできました。

寒さに震えながら、外に出ると

隣の家は全壊。

目の前の道路は波打って地割れしていました。


街を見渡せばあちらこちらから煙が上がり、

サイレンの音が鳴り響いていました。


あの日から19年。

地震発生時刻の5:46、

今年も多くの方が神戸の東遊園地で

手を合わせ、祈りをささげていました。

私たちにできることは何なのだろう。

神戸市では震災を知らない世代が

今年40%に上ると言われています。

生まれてまだ1か月の時、

長田で被災したという

19歳の男性はこう言いました。

「僕たちは当時の記憶がありません。

 けれど、この時間、この集いに来ることで、

 何かを感じられるのではと思って、今日来ました。


 親から聞いている話、

 生まれたときの震災の事実を

 これからも、次の世代、

 自分たちの子供に伝えていくことが、

 僕たちのできることだと思っています。」と。

いつ来るかわからない災害。


私たちができること。

改めて考えさせられる、今日17日です。


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投稿者: 中谷 しのぶ 日時: 2014年01月17日(金)

アナウンサー