昨日の続きです・・・。
まず、昨日はコメントありがとうございました。
皆さんのコメントに、さらに考えさせられました・・・。
さて、昨日の続き。まずは新人のときの大失敗の話。
先輩のピンチヒッターで朝番組を担当した時、スタジオでスポーツ紙の
芸能面の記事をいくつか紹介するコーナーで、途中、どのカメラを
見たらいいかも、次に何を伝えたらいかもわからなくなって混乱し、
笑ってごまかしてしまったのです。
その直後に紹介したのが、タレントの向井亜紀さんの子宮頚ガンに
ついての記事。中途半端に笑った顔のまま、その話題に入ってしまった
のです。ご存知の方も多いと思いますが、向井さんは妊娠中に子宮
頸がんに気づき、その後、子宮摘出手術を受けられました。
決して病気を笑うつもりはなかったとはいえ、どんな風にテレビに
映ったかはご想像のとおり。向井さんはもちろん同じように病気で
苦しんでいる方をどれほど傷つけてしまったかと思うと、今でも
本当に苦い記憶です。自分の仕事ができないことで、いとも簡単に
誰かを傷つけてしまうテレビの怖さも痛感しました。
もちろん視聴者の方からお叱りも受けました。
ものすごく反省して、落ち込んだのですが、きちんと理解をするため、
その後、向井さんの本をしっかり読ませていただきました。
そして、もうひとつ。最近ふと思ったこと。
3年ほど前に朝番組を担当していた頃、キャラクターがお天気を
伝えるというコーナーがあって、私の発案でそのキャラクターの
ぬいぐるみをもって関西の幼稚園を回ってロケをしていました。
子供達の無邪気な姿が本当にかわいくてロケも放送も楽しみにして
いましたし、社内でもあのコーナー楽しみにしてるよ!という声を
かけてもらうことがありました。
こんなに可愛い子供たちの姿をみて嫌な気持ちがする人はあんまり
いないだろう・・・と当時は思っていたのですが、必ずしもそうとは
限らないな、もしかしたら、プレッシャーというかある種のストレスに
感じながら見ていた方もいたかもしれない、今になって考えるように
なりました。年を重ねるとおなじことでも違う点から見えたりする
ものなんですね・・。
あれこれ考えすぎると、放送できなくなってしまいそうですが・・・
オンエアで形に表れなかったとしても、これまでの経験を踏まえ、
姿の見えない誰かを想像する気持ちを持って仕事をしよう、それが
声質や雰囲気で少しは伝わってくれるんじゃないか・・・
なんてことを考えています。
もちろんテレビ以外でも、普段の何気ない言葉、冗談、突っ込み・・・
知らず知らずに人を傷つけるようなことを言っていないか、モヤモヤ
した時はそういうふうに前向きに考えるようにしています。
と同時に、想像力が働かず、誰かを傷つけてしまうことのないよう、
その想像力を働かせるための知識を蓄えなければ・・・と思う今日
このごろなのです。
なんだかだらだら長々書いてしまいましたが、最後まで読んで
下さった方、ありがとうございます。
また、こんな風な真面目な文章もお気楽な文章もあると思いますが、
今後ともよろしくおねがいします!
コメント
コメントについて触れてくださってありがとうございます。
いつも読んでくださると思うと本当にうれしいです。
すべてのコメントを読んでおられるか、また自分のコメントを読んでもらえているかはわからないけど、とにかくうれしいです!
今日のブログの内容、3回読み返しました。なんかどうコメントしたらいいかわからなくて。。。
生放送は怖いと思います。緊急のニュースもそうだけど、編集できませんからねー。うううーん、、、経験をたくさん積み重ねていきましょうとしか言えません。ごめんなさい。そんなことわかってますよね。ただ、森若さんには楽しく仕事してほしいです☆
今週もミヤネ屋お疲れ様でした。来週も見ますね。
投稿者: Chieko 日時:2009年03月13日(金) at 18:48
太宰治の随筆で、
『悪とは何ですか』 『無意識の殴打です』
という言葉を思い出しました。
発言した本人が気付いてない問題は難しいですね... 。
私も、森若さんと同じように、生きている限り、知らず知らずに誰かを傷つけている、
だけど想像力を養うことは忘れずにいたい......、そう思います。
森若さんの美しさて、内面から醸し出されているんだなぁ
と、益々好きになりましたョ...(*^_^*)
投稿者: みるく 日時:2009年03月13日(金) at 19:57
皆、様々傷つくボイントがあると思います。
壮年女性は、結婚出産、40歳前後のおっさんは過疲臭とか、背の低いヒトすごい高いヒト、いいだしたらなにも発言できません。
森若さんがいま、こういうことを感じていらっしゃるというのがよくわかってファンにはとても嬉しいです。
投稿者: すくわか 日時:2009年03月13日(金) at 20:23
はじめまして。
確かに、時々「???」と思うことってありますよね。
自分も人にそんな思いをさせてたかもって思うことがあります(でもそういうのって自分が病気になって初めて気付いたりするんですよね)。
よく「悪気はなかった(だから勘弁な)」みたいな人がいますけど、悪気がなくてもイヤなものはイヤですよね。
自分は29歳男です。
大学入学とほぼ同時期に発症した器質的な疾患のため、まともに歩くことがその後5年以上にわたってできず、大学時代は寝たり起きたりの生活で、卒業するだけで目一杯で、教職もとれず・就活もできませんでした。
当然、同年代の他の方よりも体力も格段になく、今も少し落ち着いたとは言え無理はできない体で、資格を取ろうと思って勉強していますが、思うようにはいかない状態です。
つまり、不本意ながらいい歳をして資産もないのに無職なんです。
一見して体が悪いようには見えないので、「いい歳をしてフラフラしているろくでなし」と思われて説教されたり、変な目で見られることもありますし、友人の何気ない一言で本当に落ち込むこともあります。
中にはやたら詮索してくる人もいて、渋々事情を話すと、今度は「しまった!」みた
投稿者: Zetsu 日時:2009年03月13日(金) at 20:46
初めてコメントさせていただきます。
森若さんは、
とても深い考えを持ってらっしゃるんだなぁ、と
思いました!!
アナウンサーという職業において、
伝えることの難しさって計り知れないと思います。
ブログを読んでいて思ったのですが、
森若さんは
ユーモアも人に対する気遣いもあり機転もきくので
毎日ミヤネ屋を任されているのもとても納得しました。
これからも人の気持ちを考えられるアナウンサーで
いてください。今後のさらなる活躍を楽しみにしています!
投稿者: ★リカ★ 日時:2009年03月13日(金) at 21:36
あんまり考えすぎると、体に毒ですよ。
森若さんが考えているより、見ている人は何も考えていないのでは?
それよりも、事実を的確に伝えてくれる方がありがたいです。
投稿者: 村上朝吉 日時:2009年03月13日(金) at 23:24
おっしゃる通りですね。視点が変わると物事の捉え方も変わりますよね。しかし、男性から見ると、生命を産み出す事が出来るのは女性の特権であり、悲観することはないと思います。産む、産まないは様々な事情があると思いますが、不必要な生命はないと信じています。
投稿者: ぎるぎる 日時:2009年03月13日(金) at 23:41
森若さん。こんばんわ☆
このブログを見ているとあたしも新人の頃の失敗を思い出しました…似たような失敗だったんですよ。
あたしは看護師をしています。今年で4年目になりますが、1年目の頃に、他の病棟へ患者さん申し送りをした時に緊張のあまりに笑ってしまい、一緒に申し送りについてきてくれた先輩にすごく叱られたことがあります…
「緊張してたじゃすまされない!!」って言われたことも…
とっても大泣きしました。いくら新人であれど周りのスタッフや患者様にとっては「看護師」ですから…
それ以降、申し送りをするのが怖くなってしまったことも。
しかし今は何気ないことや患者様やその家族の「ありがとう」の言葉がとても勇気づけられ、自信になってます。自分らしさがやっとわかってきたような…
看護師は1歩間違えたら患者様の命に関わることもあったり責任が重くてつらいこともあります。それと同じように森若さんのお仕事も世の中に情報を伝える上で責任が重くてつらいですよね…お互い大変ですけどそれぞれ与えられた立場でがんばっていきましょう☆
あたしは将来、森若さんのような知的でかわいらしい女性を目指しています!
長くて訳の分からないコメントでごめんなさい…
このブログを見て一刻も早く伝えたくてコメント入れました。
これからもいっぱいコメント入れてきます。
投稿者: ☆よしりんご☆ 日時:2009年03月13日(金) at 23:50
ミヤネヤは、とてもまともに運営されていると思います。こんな言い方をするのは大変失礼でしょうが、そうでない番組(某他局ですが)と比較すると、ものすごくまともです。
それはきっと、スタッフ全員が森若さんのようにいろいろ考えて、見る側の視点に立ち、ちゃんと伝えよう、という意思があるからだと思います。
ただ、ちょっと気になった点を書かせて頂くと・・・。
ミヤネヤを拝見する限り、森若さんはとても上品で控えめな感じがしますが、そのせいか、宮根さんの発言に何か突っ込んで、宮根さんがそれを普通にスルーした時は森若さんがのけ者になったような感じを受けてしまいます。。正直見ていて、言わなければこんな空気は伝わらないのに、と感じます。。
もし突っ込まれるのであれば、内容とタイミングを見極めて、ここぞ!!!というときに捨て身の覚悟でされた方がはずしてもインパクトが強烈に残り、かえって面白いと思いますよw
丸岡さんも、切り返しがとても上手になってきたと思いますが、話を無理やり宮根さんに持って行くところが防衛本能丸出し、という感じで、ちょっと見苦しいです(汗)
投稿者: Winfried 日時:2009年03月14日(土) at 01:27
今回の日記は、僕も軽はずみにコメント出来ないなぁと思ってます。
失敗って誰にでもあること。
場合によっては、大きく傷つけたりすることもありますよね。
仕事のミスでも大なり小なりあります。
カバー出来るものと出来ないものがあります。
でもね、やってしまったことは仕方ないんです。
過去には戻れませんから。
次に同じような場面があった時に、克服していけばいいと僕は考えてます。
今でもそうして来たし。
人生は失敗の繰り返しですよ。
ただ、決める決めれるように普段からの鍛錬は必要だなぁと自分で思いますね。
いざと言う時のために。
そこで人間が大きく成長するのではと思います。
『初心忘るべからず』ですね!
投稿者: MITURU 日時:2009年03月14日(土) at 04:01
森若さん
はじめまして。初めての書き込みをさせていただく同い年の女性です。
平日のお昼は仕事のためミヤネ屋を見ることなんて全くなかったのですが、年末から病気療養で長期休暇を取ったためお昼のテレビ番組でほとんど皆勤!?で見せていただきました。
もちろん宮根さんのトークは面白くて、丸岡さんの淡々と凛としたニュースに宮根さんとの掛け合いも興味深いものがありましたが、それを縁の下の力持ちかのように最初から最後まで番組を支えてらっしゃる森若さんのお姿にいつも感銘を受けていました。
そして今日、今まで書かれたのブログをパラパラ(全部読めなくてごめんなさい!)と読ませていただいたのですが、ご自身でタイトルにされている「超マイペース」は違うのじゃないかな?との推測を見事に破っちゃいました。
他の方も書かれていたように、肩の力を抜いてリラ~ックスされてありのままの森若さんでいいと思います!
私も同じですが、いちいち一つの議論に反省、前向きになろう!なんて考えていると絶対疲れちゃいます!(自問自答な部分多し)
いろんなキャスターの方がいらっしゃいますが、内助の功!?とでも取れそうな森若さんのアナウンスは同年代の女性として非常に心に響くものがあります。
どうかお体だけは気をつけられて頑張ってください。
来週からは私も復職するためミヤネ屋は見れなくなっちゃいますが、この番組に、森若さんに出会えたことは幸運でした。
これからは超マイペースで頑張ってください!
長々と失礼しました。
投稿者: mayu 日時:2009年03月14日(土) at 04:10
一つの言葉に対して全員が同じ感想や感情を持つ事は、無い事なのでしょうがやっぱり誰も傷付けたく無いのも本当ですよね。もし感情を損ねさせてしまったら、次から気をつけるようになりますよね。それって一つ成長した事になりませんか?
毎日その積み重ねで人は
大きくなってくんでしよう。森若さんもまだ々、成長中の真っ只中ですね
大丈夫!今でも十分素敵な人ですよ。これからも 頑張って下さい。
長文ですいません。
投稿者: まっこと 日時:2009年03月14日(土) at 09:55
森若さんのブログを読んで、私も昔の出来事を思い出しました。
仕事でミスをして先輩に注意された時、パニックになってしまい
笑ってしまいました。
若い時の私は喜怒哀楽が顔に出やすく親などに注意されていたので
顔にでないように注意していた反動で笑顔になっていたようです。
その先輩は何事にもハッキリ言う方なので「注意してる時になんで笑うのっ!?その癖直したほうがいいよ!!」と更に注意されてしまいました。
私の場合無意識に顔に出てしまっていたので、先輩に注意されたとき
すごくドキッとした苦い思い出があります。
今となっては私の悪い癖を注意してくれた先輩に感謝しています。
森若さんと同年代なので、幼稚園のロケの話しもすごく共感できます。
自分がいいと思った事が必ずしも他の人もいいと思うとは限らないから常に相手の立場に立って考えよう・・・と改めて気づかされました。
毎日生放送でいろいろ大変だと思いますが、がんばってください☆
応援してます!
投稿者: りん 日時:2009年03月16日(月) at 02:39
自分の伝えようとすることが、そっくりそのまま伝わらず、また、自分が伝えようとはしていないことが伝わって、相手が自分の思いもよらないような受けとめ方をする、、、 コミュニケーションの難しいところですね。テレビというのは、その向こう側にいる無数の視聴者を相手にし、視聴者に与える影響は大きいということもありますから、“伝えること”が仕事であるアナウンサーの方にとっては、コミュニケーションについて考え、そのよりよいあり方を目指すことは永遠のテーマと言えるでしょう。そういう意味において、森若さんは立派なアナウンサーだと思います。コミュニケーションという、他人同士が意思疎通ができる唯一の手段であり、しかしながら、完全ではない手段。私たちが、ふだんあたりまえのようにしていることですが、よく考えないといけませんね。。。
増刊号≫後輩に、あたたかく接して見守っている森若さん、“お母さん”って感じがします。。。
投稿者: レモン 日時:2009年03月16日(月) at 14:51