台風24号が過ぎ去りました。被害に遭われた方、お見舞い申し上げます。
台風が頻繁に接近する沖縄の友人達も、今回の台風は恐怖だったと言ってます。
年々、その威力は増すばかり。また25号も発生しています。引き続き警戒が必要ですね。
さて、9月28日ナゴヤドームでの中日阪神戦で、
前人未踏の大記録が生まれました。
中日の岩瀬投手が通算1000試合登板を果たし、
しかも、通算407セーブ目も記録しました。
(翌29日も登板があり、執筆している現在1001試合)
これまでは阪急や阪神で大活躍した米田哲也さんが持つ949試合が最多。
あの頃は先発にリリーフにフル回転の時代。
今のように分業制ではありませんでしたが、
岩瀬投手の中継ぎ人生ほぼ一筋(実は入団2年目に先発が1試合だけあり)に脱帽です。
岩瀬投手の思い出と言えば...
阪神をベースに見てきただけにほとんど抑えられた印象しかありませんが...
その中でも私の場合は...
2004年7月29日
甲子園球場での阪神中日戦です。
深夜VTRナイターの実況をしていました。
7-7で迎えた延長12回裏...
その日2本のホームラン含む5打点の活躍だった4番金本選手との対峙
代名詞のスライダーを生かすため、内角へのシュートも得意としていた岩瀬投手
2ストライク0ボールから投じた4球目が金本選手の左手付近を直撃...
苦悶の表情を浮かべ、痛みを必死にこらえていたアニキの姿がありました。
(最終的には矢野捕手がサヨナラ打で連敗を5で止めた試合)
これがその時の資料です。
この試合の前まで、697試合連続フルイニング出場中だったアニキ
元阪神の三宅秀史氏が持つ700試合の記録に
(この試合を入れて)あと3試合に迫っていたのです。
ですが...
実況担当の私は、その当時、
そういった記録を手元の資料として置いていませんでした。
万が一、死球負傷で途中交代となっていたら、それこそえらいこっちゃでした...
「鉄人金本知憲の連続フルイニングの記録は697試合でストップです」
と、瞬時に実況コメントできなかったわけですから...
ですが、鉄人アニキは、そのまま試合に出続け、
骨折が判明しながらも翌日も出場し、右手だけでヒットを打ったシーンは
皆さんの脳裏に焼き付いていることと思います。
そこからは皆さんご存知の通り、7月31日に三宅氏に並んで日本タイ記録(700試合)
8月1日プロ野球新記録(701試合)
2006年4月9日
MLBカル・リプケンJrを抜き904試合連続フルイニング出場の世界新記録
2010年4月18日にスタメンを外れるまで1492試合に出続けました。
この経験から、普段の資料整理はもちろん、
実況時の資料に、記録モノはしっかりと手元に置くようになりました...
もちろん、今年5月29日の阪神ソフトバンク戦の実況時も、
鳥谷選手の【この試合まで1939試合連続試合出場中】を手元に彼の出番を待ちました。
なんと...
ゲームセットになるまで鳥谷選手の出場はありませんでした。
故衣笠幸雄さんに次ぐ歴代2位の記録が途切れた瞬間でした。
ですが...
20:52頃までの生中継終了までに試合が終わらなかったので、
万が一に備えていた「この日出番がなかった鳥谷敬。
ルーキーイヤーの2004年9月9日から約14年間続けていた
連続試合出場が1939試合でストップしました」
(この通り発したかどうかはわかりませんが)
テレビ生中継では伝えられなかったコメントです、、、