今朝の報知新聞。衝撃的な引退が一面で報道された...
巨人の鈴木尚広選手が引退するとのこと。
朝起きてびっくりした。
すると、鈴木選手本人から
『今季限りで引退することになりました。また改めてご挨拶させて頂きます』
と連絡がきた。
いやいやちょっと待って!!!
まだできるやん!
あなたの存在自体がタイガースをはじめ、他球団の脅威なんよ...
巨人はCSで敗退。少し落ち着いてから、実はこの本を紹介しようと思っていた。
巨人の鈴木尚広選手が本を出した。
タイトルは【Be Ready】
準備の大切さが書かれている。
「本買ったよ!」と言うと、『ありがとうございます。今度サインさせてもらいます」と。
*掲載許可もらってます*
彼がまだ若い時の甲子園の三塁側ベンチ裏。
松井秀喜さん他スター選手が多い中、
ロッカールームではなく狭い通路にパイプ椅子に座って試合に備えていたことを思い出す。
歳は違えど当時私も若手で、自身の居場所を探すのにもがいていた頃。
同じような境遇で自然と話をする間柄になった。
巨人ひと筋20年
【神の足】と称される彼は先日のCSでも入念な準備をしていたことだろう。
では、なぜ鈴木尚選手が【神の足】と言われるのか?
それは先日達成した今季10個目の盗塁成功にある(10回すべて成功)。
この盗塁成功によりプロ20年間での盗塁成功率が歴代トップになったのだ。
成功率→.8290 (企画275 成功228-失敗47)
そのほとんどが代走。チームからは成功を求められ、
相手からすれば必ず走ってくる状況下という息を飲む場面での成功だけに値打ちがある。
盗塁成功率歴代上位者を見ても
②元南海:広瀬氏
成功率.8289 (企画719 / 596-123)
③楽天:松井稼選手
成功率.821 (企画441 / 362-79)
④元阪神:赤星氏
成功率.812 (企画469 / 381-88)
と、レギュラーとして1試合で3〜4回打席に立ち、複数回盗塁を企画でき得る選手ばかり。
企画数の差を見ればよくわかる。
ちなみに、世界の盗塁王:元阪急の福本豊氏は
成功率.781 (企画1364 / 1065-299)
ロッカールームではなく、通路のパイプ椅子に座っていたあの彼が堂々歴史に名を刻んだのだ。
もちろん盗塁には成功と失敗があるので、彼が現役を続ける限りこの数字は変わっていく。
タイガース側から見ると嫌な選手ではあるが、願わくば成功率トップのままでいて欲しい。
両親は福島県相馬市で焼肉店を営む。飲食店だけに休みなく働く両親には常々感謝し続けてきた。
そんな両親の初めてのお店休業は昨年のオールスターゲーム。
19年目で初選出となり両親を招待した。
母とし子さんが作る【豚ロースの味噌漬け】が大好きで、
東京ドームでしか買えない選手プロデュース弁当はそれがメインメニューだ。
それがこれ。もう食べられない...
準備を怠らず、身体のケアも余念がない。
まだまだ鈴木尚広選手の神の足は相手チームを脅かすに違いない。
はずだった・・・
10月10日のCSファーストステージ第3戦
同点の9ウラ、サヨナラのランナーとして送られた代走
しかし、相手投手の巧みなけん制球でアウト。
鈴木選手の現役最後のプレーとなった...