戦地慰霊の旅・・・(2)

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ひとり旅で沖縄へ行き、
ひめゆりの塔や平和祈念公園を訪れた後、空路鹿児島へ・・・


行ってみたかった場所がありました。

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鹿児島の知覧特攻記念平和会館


沖縄戦で苦戦を強いられた日本軍が
台湾やこの知覧から片道燃料と爆弾だけを積んで出撃した場所です。
国や家族を守るために自らの命を差し出しました。
その多くが17歳から20歳くらいの若者・・・


ご存じの通り、
この会館には出撃直前の遺書などが展示されており、
息が詰まる空間でした。


その翌日には・・・

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山口県周南市大津島にある海軍の秘密基地へ

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人間魚雷「回天」の秘密の特攻基地でした。


空からの特攻は「神風」に代表されて戦後教育でも認知されていますが、
海の中の人間魚雷もありました。。。
ここにも、命を投げ出した若者の言葉が残されていました。


その翌日は・・・

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広島県の呉にある大和ミュージアムへ

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量より質を求めらた当時は最新鋭の戦艦でした。


広島や長崎の原爆ではまったく関係のない多くの市民の命が奪われました。
ひめゆり部隊や知覧の特攻、大津島の回天には学徒動員やあるいは志願者もいました。
そういう時代だったとはいえ、戦地に散った先人達や親・兄弟の気持ちを想うと胸が痛くなります。


先日、とあるドキュメンタリーを観ました。
特攻による戦果が過大報告されていたり、
最後の抵抗をすることで無条件降伏を避けようとした軍部。
敵艦を轟沈させられたのならば、本人も家族も浮かばれるものの、
命をかけた願いも叶わず戦死された先人達が数多くいた事実。


勉強や運動、恋愛、友人達との語らい・・・
色々やりたいこともあっただろうな・・・


現代に生きる我々は、そんな先人達が投げうった命の上に生きています。


やりたいことができる世の中
何事もない日常がいかに平和なことか・・・


今の日本は、あなた達が命と引き換えに願った国になっていますか???


そんなことを考えたひとり旅
明後日15日・・・終戦から70年です・・・