昨夜、井岡一翔選手が世界最速で世界タイトル3階級制覇の偉業を成し遂げたように、
今、関西はボクシングで盛り上がっております!
その第1弾として、
今月16日にWBC世界バンタム級王者:山中慎介選手が8度目の防衛に成功。
所属ジムは東京の帝拳ジムですが、滋賀出身・京都の高校卒業の王者にとって、
地元関西での防衛戦はより一層気合も入るし、会場も大盛り上がりでした。
その日の前座として、ボクシング界のカリスマJrがデビューを果たしました。
浪速のジョーこと辰吉丈一郎さんの次男:寿以輝選手です。
中学卒業後、どちらかと言うと遊ぶことに没頭していた寿以輝選手ですが、
17歳の時、一念発起して父と同じ道を歩む決意をします。
ただ、大阪帝拳ジムの吉井会長からは、
1年後18歳になってからのプロテストを受けるまでに20kgの減量を厳命されました。
当時85kgあった寿以輝選手は、その最中、ytvの特番に出演した時は...
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85kgからは絞っていましたが、ご覧の容姿でした。
そこから、素人ながら懸命な練習と減量を行い、
昨年11月プロテストを一発合格。
そして、プロデビュー戦前日の初めての計量をパスした際には...
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スーパーバンタム級のリミットである55.3kgを500g下回る54.8kgでパス。
最大30kg以上絞って、ご覧の肉体美へと変貌を遂げていました。
迎えた全国でも大注目のデビュー戦を2R2:45KO勝利で飾り、
辰吉家の伝説第2幕が始まりました。
試合後、新聞記者さん達に囲まれての会見の寿以輝選手は...
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『緊張した。
プレッシャーあったけど、あると言うと余計にプレッシャーになってしまうので言わなかった。
課題ばかりだけど、勝ってよかった。倒す自信はありました』
と振り返りました。
ただ、アマチュア経験はまったくなく、リング上で試合するのはもちろん、
プロテストやスパーリングはヘッドギアを着用してですが、
守るものもなく、グローブも小さく硬いのを使用しての闘いなど、
減量や計量含めて何もかも初めてだったことを思うと素晴らしいデビューでした。
実況を担当させて頂きましたが、山中選手が7RでKO防衛して下さったおかげで、
寿以輝選手のデビュー戦をフルラウンド全国の皆様にお届けできました。
次や今後はどうなるのかな???
引き続き、辰吉家を追い続けたいと思います。
また、5月9日には、
元世界バンタム級・フェザー級王者:長谷川穂積選手が再起戦を神戸で行います。
無敗のかなり強い相手に挑む長谷川選手を見届けたいと思います。
注)辰吉丈一郎さんの漢字表記ですが、
本来、「吉」は上が土の「吉」、「丈一郎」の「丈」には点が付きますが、
漢字の変換ができないので、辰吉丈一郎と表記させて頂いております。
ご了承下さい。