18(日)は再びバレーボールVプレミアリーグ女子の取材。
今季も実力を十分発揮している首位:久光製薬vs7位:トヨタ車体の一戦。
コート内でひとりだけ紺ではなく白ユニフォームの選手がいます。
バレーボールで守備専門【リベロ】というポジションを任されている筒井さやか選手(背番号20)です。
身長はチームで1番低い158cm
写真左の南波美紅選手(背番号17)の178cmと比べたらよくわかりますよね。
でも、この筒井選手のような背が低い選手でも、日本のトップリーグでバリバリプレーできるんです!
昨季、前主将:座安選手のケガもありチャンスを得てからは安定したレシーブ力でチームの連覇に貢献。
筒井選手はベストリベロ賞も受賞しました。
その成果もあり、昨年は日本代表リベロにも選出され、代表戦デビューも果たしました。
プロ野球の世界でも、主力のケガでつかんだチャンスを生かしてその座を奪うことは多々あります。
東九州龍谷高校時代は、春高・インターハイ・国体の高校3冠のメンバー。
チャーミングな笑顔と大きな声でチームを盛り上げるムードメーカーでもあります。
リベロは2人登録ができ、交代が自由なポジション。
今シーズンは、ケガから復帰した座安選手との併用のため、主に味方がサーブの時にコートに出ます。
と言うことは、相手のスパイクをレシーブして、攻撃に繋げなければいけない難しい立場。
さらに、交代時は相手にサーブ権が移った時(得点された時)になるので、見ていても切なくなります...
1998年に国際ルールとして正式に採用されたリベロ。
バレーの華であるアタックは打てませんが、
相手のサーブやスパイクをレシーブしてチームを救い、その後の攻撃の起点となります。
だからこそ、高身長が圧倒的に有利な競技にあっても、
背の低さを存分に生かせ、存在感を存分に出せるポジションなんです。
この日の試合は、筒井選手や座安選手のリベロだけでなく、
各ポジションの選手がきっちりとやるべきことができた久光はトヨタ車体に3-0ストレートで快勝!
試合後の会見は、新キャプテンの新鍋選手と村田選手。
全日本選手でもある新鍋キャプテンは、1・17阪神淡路大震災から丸20年について聞かれ、
『神戸で練習・活動している私たちにとって特別な想いはあった。
バレーをすることで少しでも何かを届けられたら...』と話してくれました。
1・17@姫路、1・18@神戸
ホームゲームで連勝し、首位独走の久光製薬スプリングス。
個人的に・・・ひとつだけ・・・
全日本メンバーでもある石井優希選手が、この日は出場しませんでした。
(上手く撮れませんでしたが、個人的にファンなんです... (^^;; )
ただ、その代わりに出場した村田選手が会見にもリクエストされる活躍を見せるなど、
チーム内の競争もある首位久光に死角なし。
もちろん内情は色々あるでしょうが、このまま突っ走ることでしょう。
最後に・・・
敗れたトヨタ車体の泉川監督
現役時代はピートの愛称で全日本でも活躍。今は女子チームを率いています。
彼と私は同い年で、彼の結婚披露宴の司会を務めさせて頂いた縁もあり、
時間が許す限り、今でも現場で色々話をします。
来週はトヨタ車体にとってのホームゲーム:愛知県刈谷大会。
現在7位、上位6位に入るのに負けられない戦いが続きます。
頑張れ!ピート!
(写掲載は本人より許可を得ております)