年に一度だけ、甲子園球場の内野が天然芝に覆われる日、、、
学生アメフト最高峰の戦い『甲子園ボウル』
関西学院大学vs日本大学
28回目の対戦となったこの両校、青と赤が聖地を支配する。
1955年初めての対戦は26-26の引き分け、
以来、対戦成績は関学大の9勝16敗2分
しかし、07年、18年ぶりに戦って以降は関学が3連勝中だ。
これまでの関西と関東の王者が戦う場から全日本選手権となって6年目。
すべて西日本の代表校が勝利している。
果たして、今年はどうか???
学生日本一3連覇中の関学だが、今季は見た目以上に苦しいシーズンだった。
ケガ人、ラインの人材不足など...
一方も日大、チームとしては外国人留学生を何人も登録、
また、選手個々のサイズや能力では上とみられていた。
しかし・・・
関学大55-10日大
これまで以上の大差で関学大の圧勝だった。
個々の能力では厳しいと思われた関学大がなぜ学生日本一4連覇を達成できたのか?
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鳥内監督以下、コーチも方々、5回生コーチ、さらには多数のOBの力がすべてだろう。
関学大ひとり勝ち時代に終わりを告げた80年台、打倒京大で知恵を絞った主力首脳陣達の現役時代。
90年台、立命館を加えて3強時代になり苦汁を味わった若手首脳陣。
選手だけでなく、スタッフの英知が結集された結果なのである。
もちろん、応援団だけでなく、現役学生ファン、大学OBがスタンドを彩るこの光景、、、
この日に甲子園に集まって同窓会をするという関学大の風物詩が戻ってきた。
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スタンドはもちろん、選手も一緒に大合唱する関学大の校歌。
選手までもが大きな声で校歌を歌いあげるのは日本探しても関学大のアメフト部だけであろう。
年明け3日には社会人王者との対決『ライスボウル』が待っている。
4年連続で年末年始返上での決戦だ。
過去3年は社会人王者に屈したファイターズ。
今回の相手は富士通フロンティアーズ。
外国人選手が主要ポジションを占める強敵だ。
首脳陣の頭脳、選手の気迫、今回こそ社会人を撃破して欲しい。