ある日、妻が言いました。
妻 『お願いだけど。美容院に行きたいから、赤ちゃんの面倒見てくれない?』
私 『いいよ、しばらく美容院に行ってないよね。行っておいでよ。』
妻 『買い物もしたいから6時間くらいお願いできるかな。』
私 『・・・ろ、、、6時間、、、行っておいで。』
妻は出産後、
はじめて赤ちゃんと離れて、一人で外出します。
それはつまり、出産後、
はじめて私が赤ちゃんと二人で過ごすことを意味します。
私 『えっと、6時間という事は・・・』
妻 『ミルクは作れるよね。オムツの交換よろしくね。あやしたり散歩もお願い。』
私 『それなら全部やったことあるし、大丈夫だよ。』
妻 『自分のお昼ごはんは、赤ちゃんが寝たタイミングで自分で作って食べて。』
私 『それも、いつものことだから大丈夫だよ。』
何とかなるだろうと、気楽に考えていました。
長女は、幼稚園で家にいません。
赤ちゃんと、私の二人っきりの時間が始まりました。
午前9時、妻が外出。
意外な事に、機嫌よく笑顔の赤ちゃん。
ベッドに寝ながら空を見ています。
私 『おお!笑っている。これは余裕だな。よしよし。』
と思って新聞を開き読み始めると、わずか10分後。
赤ちゃん『びえぇぇぇ~ん!!!』
まさかの、大号泣。
おいおい、さっきまでお空を眺めて笑っていたじゃないか。
お腹がすいたのか?
オムツの交換か?
眠たいのか?
何が不満なんだ?
ここから私と赤ちゃんの、6時間におよぶ戦いが始まるのです。
続く