【育児休暇を取得しました】
長崎に住む実家の両親が、
生まれた赤ちゃんに会いに我が家に来ました。
ここで、妻の用意周到な準備を目の当たりにするのです。
妻は出産直後です。
横になっているので、無理はさせられません。
私が気合を入れて、『さぁ、準備するぞ』と動き出すと、
布団がどこにあるのか、どのタオルを用意すればいいのかわかりません。
私 『布団の準備をするけど、どこにあるの?タオルどれを使うの?』
妻 『布団も、タオルも押入れの中に全部準備してあるよ。』
私 『え?なんで全部揃っているの?』
妻 『入院する前に、全部洗って干してあるから出すだけでいいよ。』
私 『・・・ありがとう』
出産前に準備を終えていたのです。
この時の段取りのよさには驚きました。
問題はこの後です。
両親が帰った後、布団の片づけ。
ここは私の出番!
布団を圧縮袋に入れて保管します。
袋に入れようとすると
『・・・あれ?入らない?』
どうやっても布団が袋に入らないのです。
真夏の日中、汗だくになりながら布団とすること格闘30分。
私 『ねぇ、この袋が足りないんじゃない?』
妻 『あのね、これまでこの圧縮袋に入っていたの。あなたの要領が悪いの。』
私 『でも、これをどうやったら・・・?』
妻 『あ~もう、私がやる!』
まだ安静にしなければならない妻が、
しびれを切らして布団を圧縮袋に入れ始めます。
なんと、わずか3分で入れてしまいました。
妻 『あとはよろしくね。』
私 『・・・はい、ありがとうございます』
圧縮袋の空気を抜く私。
掃除機が苦しそうな音をだしています。
『なぜだ、力も体力も圧倒的に私があるのに。
妻はなぜ、これほども簡単にやってしまうのか・・・』
横で一部始終を見ていた長女が
『お母さんすごいね。魔法使ったのかな。』
はい、お父さんはまだまだ修行が足りないようです。
続く