仲間と共に

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少し前の話になりますがご了承ください・・・


第93回高校サッカー選手権
年末年始、首都圏で開催される大会です。
中継スタッフは全国からアナウンサー、ディレクター約100人が一同に集まり
放送を創り上げていきます。


毎年この時期に顔を合わせ、共に年末年始を過ごし
夜な夜なサッカーや中継や仕事に関して語り合うライバルであり仲間です。


今年は写真のメンバーがアナウンサーとして決勝まで中継に携わりました。
放送局の垣根を越えて創り上げます。
サンテレビ   湯浅アナ
福島中央テレビ 須賀アナ
静岡第一テレビ 秋元アナ
ミヤギテレビ  外賀アナ
山梨放送    横内アナ
北日本放送   上野アナ
読売テレビ   本野


これまで聖地として会場になっていた
国立競技場が、東京オリンピックの為に立て替え工事が始まり
今大会は、さいたまスタジアム2〇〇2が準決勝、決勝の会場になりました。


決勝戦は
星稜高校(石川)VS前橋育英(群馬)


星稜高校が初優勝で幕を閉じた大会でした。
一昨年3位、去年は準優勝、
ついに今年、日本一になりました。


星稜高校は私が全国大会初めて実況した時に担当した高校です。
指揮をとる河崎護監督は、日本代表の本田圭佑や豊田洋平を育てた名将として知られています。


今回は大会直前の合宿に向かう際に交通事故にあい入院。
病床テレビで試合を見ていました。選手は監督の想いも共に戦いました。


一方の前橋育英は過去4度準決勝で敗れています。今大会初めての決勝進出。
指揮をとる山田耕介監督は島原出身。
島原商業では小嶺忠敏監督の教え子。
同じ長崎出身、同郷の大先輩として以前からお話をさせて頂く機会もありました。


決勝は延長戦までもつれる大接戦。
結果は4ー2で星稜高校が初優勝でした。
優勝インタビューでキャプテンが泣きながら
『試合前に届いた病床の監督のメッセージに涙を堪えながら戦いました。いまその想いで涙が溢れています』
会場にいた人々、私も涙が止まりませんでした。


清々しい気持ちで今年も大会を終えました。
各高校の94回大会への挑戦は既に始まっています!
今年も追いかけていきます。