前回のブログの続きです・・・
育休からの仕事復帰へ向けて、準備を整えつつあった冬のある日、
ズーンという痛みが走ったのは、顎、というか、奥歯。
長年おつきあいしてきた"親不知"でした。
以前から歯科でレントゲンを撮るたびに"ややこしいとこにありますね・・・"
と指摘されていた、その下の奥歯は、"水平埋伏智歯"というらしく、
歯茎の中に完全に埋まっている上に、真横に向いて生えているのでした。
今後、横方向に力が加わると奥歯を押すだけなので、歯並びにも影響するし
わずかな隙間にばい菌が入ったり虫歯になったりすると、大事な奥歯までが
虫歯になる可能性がある、とのこと。
仕事復帰までの日数を考えて、即、口腔外科に紹介状を書いていただき、
最短で予約できる日に予約をし、1週間後には"手術"をしてもらいました。
歯の根っこと神経がとても近いところにあるので、抜くときに神経に触ると
術後、知覚麻痺が残ることがあるとの説明をうけ、承諾書にサインをしたときは
少々おじけづきましたが、口腔外科のベテランとおぼしき先生が、
"この親不知を残すメリットは全くありません!"とおっしゃったので、
まな板の上の鯉状態でした。
(以下、ちょっと生々しい部分があります。)
麻酔の注射をして、おそらく歯茎を切り裂いて、歯を砕いて取り除きながら、
根っこ近くの部分に到達したらしいのですが、最後の最後でなかなか抜けず・・・。
割と大柄な男性の先生が力いっぱい抜いてくれて・・・を何度か繰り返して・・・
やっかいな親不知くんは、抜けてくれました。45分くらいかかったと思います。
歯医者さんというのは、時にものすごい力仕事もあるのだと知りました。
もちろん細心の注意を払いながら、だと思いますが。
その後、知覚麻痺も出ることなく、親不知跡地もほぼ復活して、健康な歯の
有難さを実感しています。手術の予約をして診察室を出る時に、おそらく若手の
女性の先生が"体調を整えてきてくださいね"と笑顔で送ってくださった、
あの時の安心感、忘れられません・・・。
長々書きましたが、術後の痛みや腫れを考えると、仕事をしているとなかなか
タイミングをとりずらい抜歯。育休中にすませることができてよかったことの
ひとつです。