兵庫県加西市に、特攻隊員が飛び立っていった滑走路が今もそのまま残っていることをご存知でしょうか?
昨日の若一調査隊では、特攻隊「白鷺隊(はくろたい)」とその滑走路が生んだ悲しい歴史を紐解きました。
当時その滑走路の近くにお住まいで、特攻隊員やそのご家族と交流があった方お話を伺いました。
特攻隊員の中には、私と同じ23歳の隊員の方もいらっしゃったそうです。
そして、その方には、奥様と、まだ小さなお子様もいらっしゃいました。
取材中、隊員の方が飛び立っていった時の奥様の様子を話してくださいました。
愛する家族に「二度と会えないかもしれない」と知りながら、見送らなければならない辛さ。
その耐え難い気持ちは想像することしかできませんが...お話を聞いていて涙が溢れそうになり、必死でこらえました。
大切な人たちに、その気持ちを伝えられること。一緒の時間を過ごせること。
いま、当たり前にできていることが、平和な時代だからこその幸せなんだと感じます。
終戦から間もなく72年。
来週の若一調査隊でも、太平洋戦争末期、多くの一般市民の方が「海の上で」犠牲になった歴史を扱っています。
ぜひ、ご覧ください。